晩秋から冬にかけて、急に気温が下がる時期は、私たちの体がビックリしてしまう季節ですよね。特に怖いのが、寒さで筋肉がカチカチになり、何でもない瞬間に襲ってくるあの「激痛」!
今日の『羽鳥慎一モーニングショー』でも特集されていて、すごく気になったので、冬場に多発しやすい「3大ぎっくり」について、どんなものか、そして私たちがどう予防できるのか、一緒に見ていきましょう。
🚨 モーニングショーで話題に!冬が怖い「3大ぎっくり」って何?
テレビでも取り上げられていて、すごく「あるある!」と納得してしまった3つの「ぎっくり」はこちらです。
- ぎっくり腰(急性腰痛症)
- ぎっくり背中(急性背部痛)
- ぎっくり膝(膝関節周辺の急性炎症や損傷)
重いものを持ち上げた時だけじゃなくて、くしゃみや、ちょっと顔を洗おうと屈んだだけで突然「グキッ!」と来てしまうのが、本当に恐ろしいところです。
💡 私たちもなりがち?それぞれの「ぎっくり」ってどんな感じ?
「ぎっくり」が起こる原因は、関節や筋肉が寒さで硬くなって柔軟性を失っていることが大きいです。それぞれ簡単に見ていきましょう。
1. ぎっくり腰
- 症状のイメージ: 腰に「ピキッ!」という電気が走って、そこからもう動けない…。
- 原因のイメージ: 腰の関節が少しズレたり(捻挫)、筋肉や筋膜が急に傷ついてしまうことです。体が冷えていると、ちょっとした動きでも準備ができてなくて、すぐに傷ついちゃうんですね。
2. ぎっくり背中
- 症状のイメージ: 肩甲骨のあたりや、背中の真ん中あたりに急に「イタタタ!」と痛みが走って、息をするのも辛くなる。
- 原因のイメージ: 背骨の周りの筋肉が炎症を起こしたり、背骨と肋骨をつなぐ関節を痛めたりすることが考えられます。 背中も腰と同じように、寒いと筋肉が硬くなるせいで痛みが起こりやすいみたいです。
3. ぎっくり膝
- 症状のイメージ: 膝の周りが急に痛くなったり、腫れたりして、階段の上り下りが億劫になる。
- 原因のイメージ: 膝を支える腱や靭帯が炎症を起こしたり、膝の中の軟骨に負担がかかったり。 膝周りも冷えると血行が悪くなって、組織が傷つきやすくなるので要注意です。
🛡️ 寒い季節に備える!今日からできる「暖める」と「慣らす」のW対策
「ぎっくり」を防ぐには、体を「今すぐ暖めて冷やさないこと」と、「寒さに負けない体質を作ること」の二刀流が大切です!
1. 【暖める対策】日常生活で徹底して冷えを防ぐ
筋肉を硬直させないよう、日中から寝ている間まで、徹底して血行が良い状態をキープしましょう。
- 入浴で芯から温める: 寒い日はシャワーで済まさず、湯船にしっかり浸かりましょう。全身の血行が良くなり、筋肉の緊張が緩みます。
- 服装は重ね着で調節: 外出時はもちろん、室内でも脱ぎ着しやすいカーディガンやストールなどを活用し、こまめに体温調節をしましょう。
- 腰回りを重点的に保温: 腹巻きや、腰に貼るタイプのカイロなどを使い、特に冷えやすい腰回りの筋肉を暖めておきましょう。
- 暖かい飲み物・食事: 生姜や根菜類など体を温める作用のある食材を取り入れ、内側からも冷えを防ぐことが大切です。 体が温まれば筋肉は柔らかくなり、急な動きによる損傷のリスクを大幅に下げることができます。
2. 【慣らす対策】寒冷順化とストレッチ
急な温度変化で体がパニックにならないよう、体質自体を改善するための対策です。
- 寒冷順化(体を徐々に寒さに慣らす): 室内で少しの時間だけ薄着になってみたり、お風呂の最後に少しだけ冷水を浴びる温冷浴を試すなど、寒い刺激に体を徐々に慣らしましょう。(無理は禁物!)
- 筋肉と関節を柔らかくするストレッチ: 特に腰、背中、股関節の筋肉を毎日ほぐしておくと、急な動きにも対応しやすくなります。 体を柔らかくし、寒さに強い体質を作ることで、急な温度変化による過剰な筋肉硬直を防ぎましょう。
🌙 寝ている間も要注意!「ぎっくり」を防ぐ睡眠の工夫
私たちは寝ている間に体温が下がり、筋肉が硬直しやすくなります。朝起きたときの「ギクッ!」を防ぐために、睡眠中の工夫も大切です。
👕 快適な睡眠のための服装
- 長袖・長ズボンが基本: 寝ている間に肌が露出すると冷えやすくなるため、長袖・長ズボンのパジャマで全身を覆いましょう。
- 吸湿性と保温性のある素材: 汗をしっかり吸い、冷やさない綿(コットン)素材がおすすめです。
- 腰回りは腹巻きで保温: 腰の筋肉が冷えるのを防ぐため、薄手の腹巻きを活用しましょう。
- 寝返りを妨げないゆったりした服を: 体を締め付けるような服は血行を悪くし、寝返りの邪魔になるので避けましょう。 寝ている間の冷えこそ大敵!特に腰やお腹を冷やさない工夫が大切みたいです。
🚨 睡眠中の注意点
- 室温・湿度を適度に: 部屋が冷えすぎないよう、暖房や加湿器で適切な温度と湿度を保ちましょう。
- 朝起きる前の一工夫: 急に起き上がると「ぎっくり」を起こしやすいです。布団の中で手足を軽く動かしたり、体を少しひねったりしてからゆっくりと起き上がりましょう。 寝起きは体が一番硬くなっているので、ゆっくり焦らず動くのがポイントです。
❓Q&A:もし「ぎっくり」になってしまったら?
Q1. もし「ぎっくり」になってしまったら、冷やすべき?温めるべき?
A. 発症した直後(急性期:目安として2~3日以内)は、炎症を起こしている可能性が高いです。この時期に温めると炎症が悪化することがあるため、冷湿布や氷嚢などで患部を冷やして安静にするのが基本です。
痛みが少し落ち着いてきた慢性期(3日目以降)に入ったら、今度は入浴やカイロなどで温めて血行を良くし、回復を促しましょう。
Q2. 痛いときの正しい寝方や楽な姿勢はありますか?
A. 楽な姿勢を見つけて無理に動かさないことが一番大切です。一般的には、以下の姿勢が推奨されます。
- 横向き寝: 痛みがある方を上にして横向きになり、膝の間にクッションや座布団を挟むと、腰や背中の負担が減って楽になることが多いです。
- コルセットは?: 寝るときは血行が悪くなるのを防ぐため、基本的にコルセットは外しましょう。
Q3. どんな症状が出たらすぐに病院(整形外科など)に行くべきですか?
A. 激しい痛みで日常生活が困難な場合はすぐに受診すべきですが、特に以下の症状がある場合は、別の疾患の可能性もあるため、迷わず専門医に相談してください。
- 足に強いしびれや感覚の麻痺がある。
- 排泄(おしっこや便)がうまくできなくなった。
- 痛みが3日以上経っても全く引かない、または悪化している。
😊 今日からできる「ぎっくり」対策!
「ぎっくり」予防には、直前にリスクを下げる「暖める」対策と、根本から体を強くする「寒冷順化」の二つの柱が重要です。
これから寒くなる季節、このW対策で「冷やさないこと」を一番に考えて、突然の激痛に負けない体を作っていきましょう!

