6月3日 17:53 精米とは何か?白米になるまでの工程と今注目される理由とは | マーケターのつぶやき

精米とは何か?白米になるまでの工程と今注目される理由とは

2025年、小泉進次郎農水大臣のもとで政府が小売店を中心に備蓄米の市場放出を決定したことで、米の流通や価格、そして「精米(せいまい)」というキーワードに関心を持つ人が増えています。

特に「玄米での販売が増えるのでは?」という声もある中、「精米ってそもそもどんなことをするの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

今回は、精米とは何か?どんな工程で白米ができるのか?などについて、ご紹介します。

■ 精米とは?──玄米を白米に加工する工程

お米は収穫後、まず「もみ殻」を取り除いて玄米になります。
この玄米を削って、白くて私たちが普段食べている白米にする工程が「精米」です。

具体的には、玄米の外側にある以下の部分を削ります:

  • ぬか層(栄養豊富だが硬く、食べづらい)

  • 胚芽(栄養の宝庫だが、酸化しやすい)

これらを取り除くことで、食べやすくて消化に良い白米ができます。

■ 精米の種類と違いについて

精米にはいくつかの段階があり、削る量によって名前や特徴が変わります。

▼ 白米

  • ぬかや胚芽をほぼ完全に取り除いたお米

  • 食感が良く、炊きやすくて食べやすい

  • スーパーなどで一般的に流通している

▼ 分づき米(例:5分づき、7分づき)

  • ぬかを一部だけ残したお米

  • 白米より栄養価が高く、玄米より食べやすい

  • 健康志向の人に人気

▼ 無洗米

  • 精米後にぬかの粉をさらに除去

  • 洗わずに炊けて手軽

  • 忙しい家庭やアウトドアにも便利

■ なぜ今「精米」が注目されているのか?

今回の備蓄米放出を受けて、「玄米での市場放出が増えるのでは?」という見方が出ています。
そのため、消費者の間で以下のような理由から家庭での精米に注目が集まっています:

  • 玄米のままでは食べづらい

  • 精米したては香りや甘みが豊かでおいしい

  • 分づきなど、好みに応じた仕上がりにできる

  • 必要な分だけ精米すれば、酸化も防げて新鮮

■ 精米で変わる「味」と「鮮度」

お米は精米した瞬間から酸化が始まるため、味や香りは時間とともに劣化します。

  • 市販の白米:精米から日が経っており、風味が落ちている場合も

  • 自宅で精米:精米直後に炊けば、お米本来の甘みと香りを最大限楽しめる

📌 ポイント:同じ銘柄でも、「精米直後のご飯」はまるで別物!

■ 白米と玄米の保存性の違い

精米したあとの白米は、実はあまり日持ちしません。
家庭で精米する人が増えている背景には、保存期間の差もあります。

  • 玄米:常温で半年~1年の保存が可能。低温保管でさらに長持ち。

  • 白米:空気に触れると酸化が進み、風味が落ちる。保存は1ヶ月以内が目安。

⇒ 家庭で玄米を保管し、食べる分だけ精米する方法が合理的です。

■ 精米で出る「米ぬか」も再利用できる!

家庭用精米機を使うと「米ぬか」が出ますが、これは捨てずに活用できます。

  • ぬか漬けに使えば、発酵食品を自作できる

  • 園芸では肥料として活躍

  • さらには入浴剤代わりに「米ぬか風呂」にも◎

「精米=削って捨てる」ではなく、ぬかも使って循環型の暮らしに

■ 家庭用精米機ってどうなの?

精米は、家庭でも簡単にできます。最近の精米機は使いやすく、価格も手ごろです。

▼ 特徴

  • 玄米をセットしてボタンを押すだけ

  • 精米レベル(白米・分づきなど)が選べる

  • 精米時間は1〜5分程度

  • コンパクトで置き場所に困らない

▼ 価格帯

  • 1万円前後からスタート

  • Amazonや楽天で人気商品も多く、レビューも豊富

■ 精米機を買う前に試してみたい方へ

「まずは試してみたい」という方には、コイン精米機もおすすめ。

  • スーパーやJA直売所に設置されていることが多い

  • 利用料は数十円〜100円ほど

  • 自分の米で精米でき、味の違いを実感できる

■ 精米は「コスパがいい」って本当?

実は、玄米で買って自分で精米する方が割安になることもあります。

  • 玄米の方が白米よりやや安価(特に業務用や10kg超のパック)

  • 家庭用精米機の初期費用はすぐ元が取れる

  • 鮮度が保てるため、米の買い直し・廃棄リスクも減少

■ 精米機選びのポイント

製品紹介に入る前に、「どう選べばいいか」もわかっていると安心です。

  • 容量:家族構成に応じて1〜5合タイプを選ぶ

  • 分づき調整:白米だけでなく5〜7分づきも対応できると便利

  • 無洗米対応機能:時短派には嬉しい

  • お手入れのしやすさ:ぬか処理が簡単な設計かどうか

「でも実際、どんな精米機があるの?」と気になった方のために、以下に初心者にもおすすめの精米機をいくつかご紹介します。

🥇 山本電気 精米機 匠味米 MB-RC52(道場六三郎監修)

  • 和の巨匠・道場六三郎監修、プロ仕様の家庭用精米機

  • 1〜5合まで対応、小型ながら本格仕様

  • 白米・無洗米・胚芽米・分づきなど多彩なモード

  • 静音・高速精米で、毎日使ってもストレスなし

  • 日本製の安心品質

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レビュー投稿で「コシヒカリ2合」がもらえる特典つき。見た目もスタイリッシュで、キッチンに馴染む一台です。

 

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  • 銘柄米ごとの最適な精米が可能(※40銘柄対応)

  • お好みに応じて、無洗米・胚芽米・分づき精米なども簡単設定

  • 1〜5合まで対応のコンパクトサイズ

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初めての精米機でも安心して使える、簡単操作×高機能モデル。価格も手頃で、家計にもやさしいのが嬉しいポイントです。

■ 精米は「お米の本質」を知る第一歩

精米とは、玄米を白米へと加工する基本的な工程です。

精米は、単に玄米を削って白くするだけでなく、自分で食味や栄養バランス、鮮度をコントロールできる技術です。

備蓄米の放出で、玄米を扱う機会が増える今だからこそ、「自宅で精米する」という選択肢が注目されています。

精米を知ることは、お米そのものを知ること。
日々の食卓に、もっとおいしさと健康を加えたい方は、ぜひ精米にも目を向けてみてください。