💡 【インフルエンザ対策】今日からできる！医師が推奨する「正しいうがい」とは？

📺 モーニングショーで話題！「感染予防効果を高める」うがい法

インフルエンザの流行が本格化する中、テレビ朝日『モーニングショー』で特集され大きな反響を呼んだ「正しいうがいの方法」をご存知ですか？

多くの人が毎日行っているうがいですが、実は手順を少し変えるだけで、感染予防効果が大きく向上することが専門家によって推奨されています。「ただガラガラするだけ」では不十分です。

今回は、専門家が推奨する「口の中の雑菌を排除してから、喉の奥のウイルスを洗い流す」2段階の手順をご紹介します。効果に差が出るこの重要なインフルエンザ対策を、今日から実践しましょう。

🧐 なぜ「正しいうがい」が必要なのか？

インフルエンザウイルスや風邪のウイルスは、喉や鼻の粘膜に付着した後、約20分かけて細胞内に侵入すると言われています。

正しいうがいは、この細胞に侵入する前のウイルスを、水と一緒に物理的に洗い流すことを目的としています。先に口の中の雑菌を排除してから喉を洗うことが、効果を最大化するカギとなります。

💧 【2段階】ウイルスを洗い流す「うがいの手順」

正しいうがいは、口をゆすぐ「ブクブクうがい」と、のどを洗う「ガラガラうがい」の2つのステップで行います。

ステップ1：ブクブクうがい

• 目的: 口の中の食べかすや雑菌を洗い流し、次に控える喉うがいを効果的にする

• ポイント: 唇をしっかり閉じ、強めにブクブクと行う

ステップ2：ガラガラうがい

• 目的: 喉の奥に付着したウイルスや細菌を洗い流す

• ポイント: 上を向き、15秒を目安に2～3回繰り返す

📝 具体的な実践方法

ここからは、ステップ1とステップ2を実際に行う際の、具体的な流れとタイミングをご紹介します。

正しいうがいは以下の3つの手順で実施します。

1. 【水を含む】

   • 水（またはうがい薬を溶かした水）を適量口に含みます。

2. 【ステップ1：ブクブクうがい】

   • 唇を閉じ、頬を動かしながら口の中全体をブクブクと10秒ほどゆすぎます。

   • ゆすいだ水を全て吐き出します。

3. 【ステップ2：ガラガラうがい】

   • 再び水を口に含みます。

   • 上を向き、喉の奥まで届くように「ガラガラ」と発声しながらうがいをします。

   • 10秒〜15秒かけ、これを2～3回繰り返します。

🌟 裏技：のどの奥に届かせるコツ ガラガラうがいの際、「お〜」と発声しながら行うと、喉の奥の粘膜まで水が届きやすく、より効果が高まると言われています。

⏰ うがいの効果を高めるタイミング

• 最優先：外出から帰宅直後

  • 外で付着したウイルスを速やかに洗い流すための、最も重要なタイミングです。

• 喉が乾燥しているとき

  • 喉の乾燥は免疫力の低下につながります。乾燥を感じた際はこまめに行いましょう。

• 人混みの中にいた後

  • 特に電車やオフィスなど、人が密集する場所にいた後は必ず行いましょう。

🧪 【知っておきたい】うがい液 vs. 水うがい！何を使うのがベスト？

うがい薬（うがい液）の殺菌力に頼りたい気持ちはありますが、インフルエンザの予防を目的とする場合、科学的には水道水や緑茶が推奨されることがあります。特に『モーニングショー』でも、水うがいや緑茶うがいが注目されました。

1. 予防効果の「水」と「うがい薬」の比較

💧 水道水

• 予防効果: 高い

• 特徴: ウイルスを物理的に洗い流す効果は十分。手軽で粘膜への負担がありません。研究により、風邪の発症率が有意に低下したという報告もあります。

🧪 うがい薬 (ヨウ素系など)

• 予防目的での効果: 水うがいと同等か、それ以下

• 特徴: 頻繁に使用すると、喉の粘膜を傷つけたり、喉の善玉菌（常在菌）を殺してしまう可能性が指摘されています。主に喉の炎症時の治療目的で使われます。

2. 「緑茶うがい」が注目される理由

緑茶に含まれるカテキンには、インフルエンザウイルスが細胞に付着するのを阻止したり、ウイルスの働きを弱める不活化作用があることが研究で報告されています。

• より高い予防効果を求める場合、人肌程度に冷ました濃いめの緑茶でうがいをしてみるのもおすすめです。

❓ よくある質問（FAQ）

Q1. うがいは1日何回行うのが効果的ですか？

A. 決まった回数はありませんが、最も重要なのは「こまめさ」です。特に外出から帰宅した後、人混みにいた後、就寝前など、ウイルスが付着している可能性が高いタイミングで必ず行いましょう。目安としては、1日に3～4回程度行うことを習慣にすると良いでしょう。

Q2. インフルエンザ予防に「うがい」は本当に効果があるの？

A. 厚生労働省などはインフルエンザの予防策として「手洗い」「マスク」を推奨していますが、「うがい」の予防効果について科学的根拠が十分ではない、とする見解もあります。しかし、うがいは風邪の予防や、喉や口の中のホコリ、花粉、細菌を洗い流すのに非常に有効です。インフルエンザ対策は「手洗い」が基本ですが、正しい手順でのうがいを併用することは、口腔内の衛生を保つ上で推奨されます。

Q3. 予防のためにうがい薬を毎日使っても大丈夫ですか？

A. 日常的な予防目的であれば、水うがいを推奨します。うがい薬（ヨウ素系など）の成分は、頻繁に使用すると喉の粘膜を傷つけたり、喉に元々いる良い菌（常在菌）を殺してしまう可能性があるためです。うがい薬は、喉の痛みや炎症があるときの治療的な目的として使用するのが適切です。

✨ まとめ：効果を最大化する3つの行動

今回ご紹介したように、インフルエンザ対策のうがいは「ただガラガラするだけ」では不十分です。記事のポイントを改めて確認し、今日から実践しましょう。

• 【1】必ず「ブクブク」から「ガラガラ」の2段階で行う。

• 【2】日常的な予防には、水道水や緑茶で十分効果がある。

• 【3】最も重要なのは、外出から帰宅後すぐにうがいをすること。

手洗いとセットで「正しいうがい」を習慣にし、今年の冬を元気に乗り切りましょう！