Yahoo!ディスプレイ広告のスマートフォン版ブランドパネルに正方形(1:1)画像が追加、広告運用の新常識とは? | マーケターのつぶやき

Yahoo!ディスプレイ広告のスマートフォン版ブランドパネルに正方形(1:1)画像が追加、広告運用の新常識とは?

2025年8月13日、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)のアップデートにより、新たな広告運用の常識が誕生します。これまで横長フォーマットが中心だったスマートフォン版ブランドパネルに、1:1のレスポンシブ画像サイズが追加されることが発表されました。

この変更は、単なるフォーマットの追加に留まりません。多くの広告主にとって、より効率的で効果的な運用を可能にする、重要なターニングポイントとなるでしょう。

なぜ1:1フォーマットの追加が重要なのか?

今回のアップデートで最も注目すべき点は、「Yahoo!JAPANトップページ」という国内最大級の広告枠において、配信機会が大幅に拡大することです。

すでに多くの広告主がレスポンシブディスプレイ広告で1:1のクリエイティブを運用しています。今回の変更により、これらのクリエイティブが自動的にブランドパネルにも配信される候補となり、特別な手間をかけずに優良な掲載面での露出を増やすことができます。

これにより、以下のようなメリットが期待できます。

  • クリエイティブの選択肢が拡大:インパクトのある正方形の画像で、ユーザーの目を引く訴求が可能に。
  • 運用効率の大幅な向上:既存の資産(1:1画像)を活かし、少ない労力で配信面を拡大。
  • 認知度とパフォーマンスの同時向上:ブランドパネルの高い視認性を活かし、効率的にコンバージョンやブランド認知を獲得。

スマートフォン版ブランドパネルで利用できる画像サイズ一覧

今回の変更で、スマートフォン版ブランドパネルで利用できる画像サイズは以下の3種類となりました。

  • 1:1(今回追加されたフォーマット)
    • 最小ピクセルサイズ: 300px × 300px
  • 1.91:1(既存フォーマット)
    • 最小ピクセルサイズ: 1200px × 628px
  • 16:9(既存フォーマット)
    • 最小ピクセルサイズ: 640px × 360px

よくある質問(FAQ)

  • Q. 新しい1:1フォーマットを使うには、何か特別な設定が必要ですか?
    • A. 特別な設定は不要です。既存のレスポンシブ広告に1:1の画像を追加するだけで、自動的にブランドパネルにも配信候補として選択されるようになります。
  • Q. 配信面をブランドパネルだけに絞ることはできますか?
    • A. 可能です。掲載面(プレイスメント)ターゲティング機能を利用して、特定の掲載面のみに配信するように設定できます。詳細は、公式ヘルプページをご確認ください。

いますぐ始めるためのアクションプラン

このアップデートを最大限に活用するために、以下のポイントを確認しましょう。

  1. 既存クリエイティブの棚卸し:現在、運用中のレスポンシブ広告で1:1の画像を使用しているか確認しましょう。
  2. 新規クリエイティブの作成:もし1:1の画像がない場合は、この機会に作成を検討しましょう(推奨サイズは600px × 600px以上)。
  3. 配信設定の確認:ブランドパネルのみに配信を絞りたい場合は、掲載面(プレイスメント)ターゲティング設定を慎重に行う必要があります。

このアップデートは、Yahoo!広告の運用をさらに進化させるチャンスです。新しいフォーマットを積極的に活用し、広告効果の最大化を目指しましょう。