SmartNews Adsに「記事面:オーバーレイ広告枠」が追加|対象キャンペーンと設定上のポイント | マーケターのつぶやき

SmartNews Adsに「記事面:オーバーレイ広告枠」が追加|対象キャンペーンと設定上のポイント

SmartNews Adsでは、Standard Ads(静止画)の新たな配信枠として「記事面:オーバーレイ広告枠」が追加されました。

SmartNewsの記事を閲覧しているユーザーの画面下部に、バナー形式で広告を表示できる掲載枠です。新しい広告商品ではなく、これまで使用していたStandard Adsの配信先が拡張される形となります。

一方で、サイト誘導やコンバージョン最大化などを目的とするキャンペーンでは、既存キャンペーンも含めてデフォルトで配信対象になります。そのため、現在SmartNews Adsを運用している場合は、設定状況を一度確認しておくことが大切です。

この記事では、「記事面:オーバーレイ広告枠」の特徴や対象キャンペーン、広告運用担当者が確認しておきたいポイントを分かりやすく紹介します。

「記事面:オーバーレイ広告枠」とは?

「記事面:オーバーレイ広告枠」は、SmartNewsの記事面(SmartView)で記事を閲覧している際に、画面下部へ重なるように表示される追加広告枠です。

SmartNewsのフィード上に表示される通常の広告とは異なり、ユーザーが記事を読んでいるタイミングで広告を表示できます。記事の閲覧中も画面下部に広告が表示されるため、ユーザーの目に触れる機会を増やせる掲載面といえるでしょう。

ただし、今回追加されたのは独立した新商品ではありません。Standard Ads(静止画)の配信対象面を拡張するための広告枠であり、既存の静止画クリエイティブをそのまま利用できます。

新しいクリエイティブの用意は不要

オーバーレイ広告枠へ配信するために、専用サイズの画像や新しいクリエイティブを用意する必要はありません。

既存のStandard Ads(静止画)で使用している素材を利用でき、表示時に画像が切れないよう、クロッピングを防ぐための仕様も設けられています。

追加の制作負担を抑えながら、新たな掲載面へ広告配信を広げられる点は、広告主にとって利用しやすいポイントです。

【画像挿入位置:記事画面下部に表示されるオーバーレイ広告のイメージ】

配信対象となるキャンペーン

記事面のオーバーレイ広告枠へ配信できるのは、Standard Adsの静止画広告です。キャンペーン目的によって、デフォルト設定が異なります。

デフォルトで配信対象になるキャンペーン

以下の目的で配信するStandard Ads(静止画)は、既存・新規を問わず、デフォルトで「記事面:オーバーレイ広告枠を含める」設定になります。

  • サイト誘導
  • コンバージョン最大化
  • アプリインストール

デフォルトでは配信対象にならないキャンペーン

ブランド認知を目的とするStandard Ads(静止画)は、デフォルトで「記事面:オーバーレイ広告枠を含めない」設定になります。

ブランド認知キャンペーンからオーバーレイ広告枠へ配信したい場合は、広告管理画面で設定を確認しましょう。

対象外となる広告フォーマット

以下の広告フォーマットは、オーバーレイ広告枠への配信対象外です。

  • Large Unit
  • インパクトスクエア
  • 動画広告
  • カルーセル広告
  • ダイナミック広告

現時点では静止画のStandard Adsを対象とした掲載枠であるため、動画やカルーセルなどを中心に運用している場合は、そのままオーバーレイ広告枠へ配信されるわけではありません。

既存キャンペーンもデフォルトで配信対象に

今回の変更で特に注意したいのが、新規キャンペーンだけでなく、すでに配信している既存キャンペーンにもデフォルト設定が適用される点です。

対象となるキャンペーンでは、リリース後にオーバーレイ広告枠への配信が自動的に含まれます。広告主側で新たに広告を入稿したり、設定を有効にしたりする必要はありません。

配信機会が広がる一方、これまで想定していなかった掲載面へ広告が配信される可能性もあります。配信先を細かく管理している場合や、掲載面ごとの成果を重視している場合は、既存キャンペーンの設定を確認しておきましょう。

配信するメリット

ユーザーとの接点を増やせる

フィード面に加えて、記事を読んでいるユーザーにも広告を表示できるため、広告の接触機会を広げられます。

記事閲覧中という別のタイミングで広告を届けられることから、これまでフィード面だけでは接触できなかったユーザーへのアプローチも期待できます。

既存素材のまま配信面を拡張できる

専用クリエイティブを新たに制作する必要がなく、現在使用している静止画素材を活用できます。制作費や作業時間を増やさずに配信機会を広げられるため、導入時の負担が比較的小さい掲載枠です。

広告配信の最適化に活用できる可能性がある

配信面が増えることで、広告配信システムが成果につながりやすい表示機会を選択できる範囲も広がります。

ただし、オーバーレイ広告枠を追加すれば必ず成果が改善するとは限りません。配信後は、クリック率やコンバージョン率、獲得単価などを確認し、ほかの掲載面と比較しながら判断することが重要です。

配信前後に確認したい注意点

意図しない配信が発生していないか確認する

対象キャンペーンではデフォルトで設定が有効になるため、既存キャンペーンも配信対象に含まれます。

オーバーレイ形式での広告表示がブランド方針に合わない場合や、配信面を限定して運用したい場合は、広告管理画面で設定を見直しましょう。

小さな表示でも伝わるクリエイティブを意識する

既存の静止画素材をそのまま利用できますが、記事画面の下部に表示されるため、情報量の多い画像や小さな文字を多用した広告は内容が伝わりにくくなる可能性があります。

商品やサービスの魅力がひと目で分かるビジュアル、読みやすい文字サイズ、簡潔な訴求内容になっているかを確認しておくとよいでしょう。

配信実績を確認して継続可否を判断する

新しい掲載面では、従来の掲載面とクリック率やコンバージョン率が異なる可能性があります。

配信直後の数値だけで結論を出すのではなく、一定の配信量を確保したうえで、獲得単価やコンバージョンへの貢献を確認しましょう。成果だけでなく、配信量や広告費の偏りも合わせて見ることが大切です。

オーバーレイ広告枠への配信を停止する方法

オーバーレイ広告枠を利用しない場合は、広告マネージャーv2の管理画面から配信対象外にできます。

対象キャンペーンの設定にある「記事面:オーバーレイ広告枠を含める」のチェックを外すことで、配信を停止できます。キャンペーン作成後もオン・オフを切り替えられるため、成果を確認しながら設定を変更することも可能です。

また、この広告枠は記事面(SmartView)の掲載枠です。配信面を「指定なし(ALL面)」または「記事面」に設定している場合に配信対象となり、フィード面(ChannelView)のみを指定している場合は対象になりません。

よくある質問

オーバーレイ広告枠は新しい広告商品ですか?

いいえ。新しい単独の商品ではなく、Standard Ads(静止画)の配信対象面として追加された広告枠です。

専用のクリエイティブは必要ですか?

必要ありません。既存のStandard Ads(静止画)の素材をそのまま使用できます。

既存キャンペーンも配信対象になりますか?

はい。サイト誘導・コンバージョン最大化・アプリインストールを目的とする対象キャンペーンでは、既存キャンペーンもデフォルトで配信対象になります。

動画広告やカルーセル広告も配信できますか?

いいえ。動画広告、カルーセル広告、ダイナミック広告などは対象外です。

配信開始後に除外できますか?

はい。広告マネージャーv2で「記事面:オーバーレイ広告枠を含める」のチェックを外せば、いつでも配信対象から除外できます。

オーバーレイ広告枠の追加を機に、既存キャンペーンの設定を確認しよう

SmartNews Adsに追加された「記事面:オーバーレイ広告枠」は、記事を読んでいるユーザーの画面下部に静止画広告を表示できる新たな配信枠です。

既存のStandard Ads用クリエイティブをそのまま利用できるため、追加の制作負担を抑えながら、ユーザーとの接点を広げられます。フィード面とは異なるタイミングで広告を届けられる点も、今回の追加による大きな変化です。

特に確認しておきたいのが、サイト誘導・コンバージョン最大化・アプリインストールを目的とするキャンペーンでは、既存キャンペーンもデフォルトで配信対象になることです。新たに設定した覚えがなくても、オーバーレイ広告枠へ配信される可能性があります。

まずは広告管理画面を開き、対象キャンペーンの設定が意図した状態になっているかを確認しましょう。配信を継続する場合は、オーバーレイ表示でも内容が伝わりやすいクリエイティブになっているかを見直すことも大切です。

配信後は、クリック率だけで判断するのではなく、コンバージョン率や獲得単価、広告費の配分なども確認します。ほかの掲載面と成果を比較しながら、自社のキャンペーンに適した配信枠かを見極めていきましょう。