青椒肉絲(チンジャオロース)といえば、細切りにしたピーマンやタケノコ、肉を炒めた中華料理を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
しかし、今回使うのはピーマンやタケノコではなく、ミョウガと新生姜。豚バラ肉のうま味に、薬味のさわやかな香りと食感を組み合わせた、ひと味違う和風青椒肉絲です。
2026年9月13日放送のテレビ朝日系『相葉マナブ』では、東京・日本橋にある和食の名店「日本橋ゆかり」の3代目・野永喜三夫さんが、「ミョウガたっぷり和風青椒肉絲」を紹介しました。
新生姜をタケノコのような細切りにし、味つけには白だしを使用。仕上げにごま油を回しかけることで、和風の味わいの中にも中華風の香ばしさを感じられます。
ミョウガと新生姜をたっぷり使うため、豚バラ肉のコクがありながらも後味はさっぱり。薬味を少量添えるだけでなく、主役として味わえる炒め物です。
🥩 ミョウガたっぷり和風青椒肉絲の材料
番組で紹介された主な材料は、次のとおりです。
- ミョウガ
- 新生姜
- 豚バラ肉
- 片栗粉
- サラダ油
- 水
- 白だし
- ごま油
分量は、食べる人数や使用する白だしの濃縮倍率に合わせて調整してください。
白だしは商品によって味の濃さが異なるため、パッケージの表示も確認しましょう。
🔪 ミョウガたっぷり和風青椒肉絲の作り方
1.ミョウガを切る
ミョウガは洗って水気を拭き、縦半分に切ってから、さらに縦3等分を目安に切ります。
炒めても存在感が残るよう、細かく刻みすぎないのがポイントです。
縦方向に切ることで、ミョウガの層が適度に残り、シャキッとした食感を楽しみやすくなります。
2.新生姜を千切りにする
新生姜は、タケノコをイメージするように千切りにします。
一般的な青椒肉絲で使われるタケノコのような形に切ることで、ほかの具材と一緒につかみやすくなり、歯ごたえも楽しめます。
新生姜は、ひね生姜に比べて辛味が穏やかで、みずみずしい食感が特徴です。薬味として少量加えるのではなく、野菜のようにたっぷり使います。
3.豚バラ肉に片栗粉を絡める
火をつける前の冷たいフライパンに豚バラ肉を入れ、片栗粉を加えて肉全体に絡めます。
ボウルを別に用意せず、フライパンの中で下ごしらえを済ませることで、洗い物を減らせます。
片栗粉が豚肉の表面を覆うよう、全体になじませましょう。
4.サラダ油を加えてから火をつける
片栗粉を絡めた豚バラ肉にサラダ油を回しかけ、ここで火をつけます。
熱したフライパンへ肉を入れるのではなく、冷たい状態から加熱するのが今回のポイントです。
急激に火を通さず、じっくり加熱することで、豚バラ肉をかたくしすぎず、やわらかく仕上げます。
5.新生姜を加える
豚バラ肉に火が通ってきたら、千切りにした新生姜を加えて炒め合わせます。
新生姜を先に加えることで、豚肉の脂にさわやかな香りが移ります。
全体をほぐすように混ぜながら、新生姜の辛味を適度に和らげましょう。
6.ミョウガ、水、白だしを加える
切ったミョウガを加え、水と白だしも入れて炒め合わせます。
ミョウガは火を通しすぎると、香りやシャキシャキした食感が弱くなります。加えた後は長時間炒めず、全体に調味料を絡めるように仕上げましょう。
豚肉にまぶした片栗粉によって、白だしを加えた水分に軽いとろみがつき、具材へ絡みやすくなります。
7.ごま油を回しかける
全体に味がなじんだら、仕上げにごま油を回しかけます。
ごま油は最後に加えることで香りが残りやすくなり、白だしを使った和風の炒め物に、中華料理らしい香ばしさを加えられます。
器に盛りつけたら完成です。
✨ 新生姜をタケノコのように使うのが魅力
一般的な青椒肉絲では、タケノコの細切りが歯ごたえを生み出します。
今回のレシピでは、その役割を新生姜が担当。細く切った新生姜をたっぷり加えることで、タケノコのような食感を楽しみながら、さわやかな香りや辛味も加えられます。
通常の生姜は辛味が強いため、同じ量を野菜感覚で食べるには刺激が強くなる可能性があります。
一方、新生姜は水分が多く、辛味も比較的穏やかです。今回のように、具材としてたっぷり味わう料理に向いています。
🍳 冷たいフライパンから豚肉を焼く理由
炒め物では、フライパンを十分に熱してから肉を入れる方法がよく使われます。
今回のレシピでは、冷たいフライパンへ豚バラ肉と片栗粉を入れ、サラダ油を回しかけてから火をつけます。
低い温度からじっくり火を入れることで、豚肉が急激に縮んだり、かたくなったりするのを抑えやすくなります。
また、フライパンの中で片栗粉を絡めるため、下ごしらえ用のボウルも必要ありません。調理工程だけでなく、後片づけまで手軽になる方法です。
🥄 味つけは水と白だしでシンプルに
一般的な青椒肉絲では、しょうゆ、オイスターソース、酒、砂糖など、複数の調味料を組み合わせることがあります。
今回の味つけの中心になるのは、水と白だしです。
白だしには、だしのうま味やしょうゆ、塩などが含まれているため、複数の調味料を細かく量らなくても味をまとめやすくなります。
仕上げにごま油を加えることで、和風のうま味を生かしながら、青椒肉絲を思わせる香ばしい炒め物に仕上がります。
📌 おいしく作るための注目ポイント
豚肉と片栗粉をよく絡める
片栗粉が一部に固まらないよう、豚バラ肉をほぐしながら全体へ絡めます。
片栗粉が肉の水分やうま味を包み込み、白だしを加えた後には調味料を絡みやすくする役割も果たします。
豚バラ肉は冷たい状態から加熱する
フライパンを先に熱する必要はありません。
豚肉、片栗粉、サラダ油を入れて準備してから点火し、肉をほぐしながらじっくり火を通しましょう。
ミョウガは最後の方に加える
ミョウガの香りと食感を残すため、新生姜を炒めた後に加えます。
しっかり炒め込むのではなく、白だしを全体に絡めながら短時間で仕上げるのがおすすめです。
ごま油は仕上げに加える
ごま油を早い段階で入れると、加熱によって香りが弱くなることがあります。
火を止める直前に回しかけ、香ばしい風味を生かしましょう。
白だしの濃さを確認する
白だしには、ストレートタイプや濃縮タイプなどがあり、商品によって塩分や味の濃さが異なります。
最初から入れすぎず、味を確認しながら調整すると、塩辛くなるのを防げます。
🫑 ピーマンなしでも青椒肉絲と呼べる?
青椒肉絲の「青椒」は、一般的にピーマンや青唐辛子などを指し、「肉絲」は細切りにした肉を意味します。
そのため、本来の青椒肉絲は、細く切ったピーマンと肉を炒めた料理です。
今回のレシピにはピーマンが入っていないため、伝統的な青椒肉絲そのものではありません。細く切った食材と肉を炒める構成を生かしながら、ミョウガと新生姜、白だしを使って和風にアレンジした料理です。
料理名に「和風」と付いていることで、一般的な青椒肉絲とは異なるアレンジであることが分かりやすくなっています。
🍚 ご飯のおかずにもおつまみにもおすすめ
豚バラ肉のうま味と白だしの味があるため、白いご飯によく合います。
ミョウガと新生姜の香りが脂のコクを軽やかに整えてくれるので、食欲が落ちやすい時期にも食べやすい一品です。
ご飯のおかず以外にも、次のような楽しみ方ができます。
- 丼にしてご飯へたっぷりのせる
- 晩酌のおつまみにする
- 冷たいそうめんの具材にする
- 豆腐にのせてボリュームを加える
- お弁当のおかずにする
お弁当に入れる場合は、汁気をよく飛ばし、十分に冷ましてから詰めましょう。
❓ ミョウガたっぷり和風青椒肉絲に関するFAQ
Q.新生姜ではなく普通の生姜でも作れますか?
普通の生姜は、新生姜より辛味や繊維が強い傾向があります。
同じ量を具材として加えると刺激が強くなる可能性があるため、代用する場合は量を控えめにし、味を確認しながら加えましょう。
今回の食感や食べやすさを再現したい場合は、新生姜を使うのがおすすめです。
Q.豚バラ肉以外の肉でも作れますか?
豚こま切れ肉や豚ロース肉などでもアレンジできます。
ただし、脂の量や肉質が変わるため、番組で紹介されたものとは仕上がりが異なります。豚バラ肉を使うと、薬味のさわやかさと肉のコクをバランスよく楽しめます。
Q.ミョウガは細切りにしなくてもよいですか?
番組では、縦半分に切ってから、さらに縦3等分を目安に切っていました。
細かく刻みすぎると炒めたときに存在感が弱くなるため、ある程度大きさを残すのがおすすめです。
Q.片栗粉はなぜ加えるのですか?
片栗粉は豚肉の表面を覆い、やわらかく仕上げるのに役立ちます。
水と白だしを加えた後は、調味料に軽いとろみをつけて具材へ絡みやすくする役割もあります。
Q.ミョウガの香りを残すにはどうすればよいですか?
ミョウガは調理の後半に加え、加熱しすぎないことが大切です。
全体に火が通ってからミョウガ、水、白だしを加え、味が絡んだら仕上げのごま油を入れましょう。
Q.料理のジャンルは和食ですか、中華料理ですか?
青椒肉絲をベースにしたアレンジなので、大きな分類では中華料理に入れられます。
ただし、白だしと和の薬味を使っているため、「和風中華」や「中華料理の和風アレンジ」とするのが、料理の特徴を最も正確に表せます。
🌿 ミョウガと新生姜を主役にしたさっぱり炒め
「ミョウガたっぷり和風青椒肉絲」は、ピーマンやタケノコの代わりに、ミョウガと新生姜を使った香り豊かな炒め物です。
新生姜をタケノコのような千切りにし、冷たいフライパンから豚バラ肉をじっくり加熱。水と白だしで味をまとめ、仕上げにごま油を回しかけます。
豚バラ肉のコクがありながら、ミョウガと新生姜のさわやかさで後味は軽やか。いつもの青椒肉絲とは違う味を楽しみたい日や、薬味をたっぷり食べたい日に試してみてください。

