6月3日 17:53 AIDA法とは?広告運用で成果を出すための鉄則フレームワーク | マーケターのつぶやき

AIDA法とは?広告運用で成果を出すための鉄則フレームワーク

広告運用者が知っておくべきAIDA法の基本

AIDA法(アイダ法)とは、ユーザーの心理の流れに沿って広告を設計するための古典的かつ実践的なフレームワークです。次の4段階で構成されています。

  • Attention(注意):広告でまず注目を集める

  • Interest(関心):興味・関心を引き出す

  • Desire(欲求):欲しいと思わせる

  • Action(行動):購入・申し込みなどのアクションへ導く

SNS広告、リスティング広告、ディスプレイ広告など、どの広告フォーマットでも活用できる「反応を生む」型として、今なお第一線で使われています。

なぜ広告運用にAIDA法が効くのか?

広告には限られた時間・スペースの中で「心を動かす」仕掛けが必要です。AIDA法は、ユーザーの心理段階に合わせて自然に行動を促すため、広告の効果を高める土台となります。

特に次のような課題に対して強力なフレームです:

  • クリック率やCVRが伸び悩んでいる

  • 広告コピーやバナーがなんとなく弱い

  • LPとの流れがつながっていない

  • いろんな要素を入れすぎて伝わらない

AIDA法を使えば、広告 → LP → 成約までの導線をスムーズに構築できます。

広告クリエイティブへの落とし込み方

1. Attention(注意):まず目を止めさせる

  • 数字・疑問形・意外性で惹きつける(例:「たった3日で変化が!?」)

  • 動画広告では冒頭1〜3秒が勝負

  • バナーでは「ベネフィット」を大きく配置

2. Interest(関心):もっと知りたくさせる

  • 共感やストーリー性のある訴求
    (例:「毎日忙しくて、自分のケアが後回し…そんなあなたへ」)

  • ターゲットの悩みに直結した言葉を選ぶ

  • LPに遷移させる役割としての役割を明確に

3. Desire(欲求):欲しいと思わせる

  • Before/After、口コミ、実績などの訴求を組み込む

  • 解決後の理想の姿を見せる(例:「この1本で、朝の時短が叶います」)

  • 特典・限定性で背中を押す

4. Action(行動):すぐに動かせる導線を

  • 「今すぐチェック」「無料登録はこちら」など明確なCTAを設置

  • スマホで見やすく、迷わせないボタン配置

  • リマーケティングとの連動も意識

実際の広告でのAIDA活用例

動画広告(SNS・YouTube)

  • Attention:冒頭で強烈なビフォーアフター画像

  • Interest:ターゲット層の悩みに共感するナレーション

  • Desire:使って変わった人のインタビュー

  • Action:動画末尾に「公式サイトはこちら」ボタン表示

バナー広告(ディスプレイ)

  • Attention:目立つ色使い+数字入りキャッチコピー

  • Interest:補足で悩み解決を示唆

  • Desire:レビュー星4.8の実績表示

  • Action:赤ボタンで「今すぐ申し込む」

よくある疑問

Q:AIDA法は広告が短すぎて使えないのでは?
A:各要素を1つの広告に完結させる必要はありません。複数のクリエイティブで段階的に構成することも可能です(例:動画+LP、バナー+記事LP)。

Q:AIDA以外の構成とどう違う?
A:AIDAは「反応を引き出す」即効性が高く、PASONAやPASO構成は「ストーリーで説得する」型。広告ではAIDA、LPや長文セールスレターでは他の構成との併用も効果的です。

成果に直結するAIDAの型を味方に

広告運用で成果を上げたいなら、ユーザー心理を無視した設計では難しいもの。AIDA法はその心理の流れをなぞる王道の手法です。

「目を止める → 興味を引く → 欲求を刺激する → 行動を起こさせる」

この流れを意識して広告クリエイティブを設計するだけで、CTRやCVRの向上につながる可能性が高まります。