6月3日 17:53 古古古米は美味しいのか?3年以上熟成されたお米の真実と上手な活用法 | マーケターのつぶやき

古古古米は美味しいのか?3年以上熟成されたお米の真実と上手な活用法

近年、政府の備蓄米放出などをきっかけに「古古古米(こここまい)」という言葉が注目を集めています。古古古米とは、収穫から3年以上経過したお米のことで、一般家庭の食卓ではあまり見かけない存在です。これだけ聞くと古古古米は、「なんだか美味しくなさそう…」と思う方も多いかもしれません。ではこの古古古米、実際に美味しいのでしょうか?

でも、ちょっと待ってください。実はこの古古古米、使い方次第で十分においしく、しかもお得に食卓を支えてくれる存在なんです。

この記事では、古古古米の味・香り・食感などを新米と比較しながら、「おいしさ」という観点で徹底検証。あわせて、古古古米を無駄にせず活用するコツも紹介します。

古古古米とは?定義と背景

「古古古米」は公的な分類ではありませんが、一般には以下のように分類されます。

  • 新米:当年産(収穫から数か月以内)

  • 古米:1年経過

  • 古古米:2年経過

  • 古古古米:3年以上経過

政府の備蓄米などで見られる古古古米は、倉庫で適切に保管された玄米であることが多く、災害時の備蓄や食品加工用などに使われます。

古古古米ってなに?──じつは“しっかり管理されたお米”

古古古米とは、収穫から3年以上が経過したお米のことを指します。家庭ではあまり見かけませんが、これは政府が保有する「備蓄米」の一部としてしっかり管理されてきたお米です。

保管状態は、温度や湿度が厳格に管理された専用倉庫。つまり、味はともかく「安全性」や「衛生面」には全く問題ありません

🍚 古古古米と新米の違いは?──違いを知れば、活かし方が見えてくる

古古古米と新米を比べると、たしかに「白ごはん」としての魅力には差があります。しかし、使いどころさえ間違えなければ、古古古米には古古古米なりの活躍の場があるのです。

以下に、代表的な違いを簡単に整理しておきましょう。

🔸 香り

  • 新米:炊き上がりからふんわりと甘く、香りが豊か

  • 古古古米:香りは控えめ。場合によってはわずかに酸化したにおいを感じることも

ポイント:濃い味の料理に使えば、香りの弱さはほとんど気になりません。

🔸 甘み・旨み

  • 新米:お米自体の甘み・旨みが強く、ご飯だけで美味しい

  • 古古古米:甘みはやや落ち着き、あっさりとした印象

ポイント:カレー・チャーハン・丼物など、他の味と組み合わせる料理にぴったり。

🔸 食感

  • 新米:もちもち・しっとりとした口当たり

  • 古古古米:水分量が少なくなり、ややパラっと硬め

ポイント:炒めご飯やリゾットでは、むしろ古古古米の方が“型崩れしにくく”て便利。

🔸 見た目(艶・色)

  • 新米:炊き上がりがつやつやで白く、美しい

  • 古古古米:艶が控えめで、やや黄ばみがかることも

ポイント:スープ系や味付き炊き込みご飯なら、見た目も気にならず美味しく仕上がります。

同じ「お米」でも、使い分けるのが賢い選択

新米=“ご飯そのものを味わう”
古古古米=“料理と合わせて活かす”

このように位置づけると、古古古米はむしろ日常的な調理の中で大きな力を発揮してくれる存在です。

💰 お財布にやさしいだけじゃない!──古古古米が“本当にお得”な理由

古古古米の最大の魅力の一つは、なんといってもそのコストパフォーマンスの高さ
でも、それは単なる「安いお米」というだけではありません。“量・保存・使い道”の自由度が高く、家計にとって本当にありがたい選択肢なんです。

🔹 市場価格の半額以下で買えることも!

  • 通常の市販米が5kgで2,000円〜3,000円程度するのに対し、

  • 古古古米は同じ量で1,000円前後というケースも。

つまり、1か月で20食以上お米を炊く家庭なら、数千円単位の節約につながります。
定期的な購入やまとめ買いを考えると、塵も積もれば大きな支えに。

🔹 保存性が高く“買い置き”にも最適

  • すでに長期保管されているため、劣化の進行が緩やか

  • 密閉容器や冷暗所で保管すれば、さらに長期間保存可能

「今すぐ全部使わなくてもOK」という安心感は、備蓄用の食品としても価値大
家庭での“非常食”兼“普段使い”にもぴったりです。

🔹 サステナブルな選択で“無駄を防ぐ”

備蓄米は、一定期間が過ぎると放出・処分される運命にあります。
古古古米を選ぶということは、まだ食べられる食品を無駄にしない“エコで賢い選択”でもあるのです。

「安くて助かる」だけでなく、社会にも地球にもやさしい──そんな満足感も得られます。

🔹 安いだけじゃない。“調理の自由度”も魅力

価格が安いと、つい“品質が低いのでは?”と心配になるかもしれませんが、古古古米はしっかりと保管されていた政府備蓄米が中心。安全性に問題はなく、料理の使い道が広がる“実用食材”として使えます。

  • カレー・丼・チャーハンなどで活躍

  • 他の米とブレンドすれば家庭炊飯にもOK

  • 大容量で気兼ねなく使えるから、米粉や保存食にも展開できる

賢く節約+ストックにも強い=“頼れるお米”

古古古米は、「節約したいけど食の安心感も大事」「買い置きできる食材が欲しい」という家庭にこそおすすめの存在。
賢く使えば、“ただの古いお米”どころか、家計もキッチンも支えてくれる頼れる味方になります。

🍽 美味しく食べるちょっとしたコツ──“ひと手間”が美味しさを変える!

古古古米はそのまま炊くと、どうしても新米に比べて「香り・甘み・ふっくら感」が劣ることもあります。
でも大丈夫。ちょっとした工夫で、“グッと美味しく”なるコツがあるんです。

🔸 精米日をチェックするだけで大違い!

購入時には、なるべく精米日が新しいものを選びましょう。
古古古米といえど、精米してから日が浅いほうが、味も風味もワンランク上。

👉 スーパーや通販サイトでも「精米年月日」欄をチェック!

🔸 洗米&吸水で“ふっくら復活”

お米を研ぐときは、軽く優しく、2〜3回すすいで汚れや酸化臭をオフ
その後、30分以上しっかり吸水させることで、乾燥して硬くなった米粒がふっくら炊き上がります。

👉 夏場は30分、冬場は60分を目安に。

🔸 おすすめの“ブレンド炊き”術

古古古米と手持ちの白米を1:1や2:1で混ぜて炊くと、風味も食感も格段にアップ!

  • 「ちょっとくすんだ味」がまろやかに

  • 見た目や香りも違和感が減る

👉 少量ずつ試せるので、お試し感覚で始められます。

🔸 少量の“うま味ブースター”を投入!

  • お酒(小さじ1〜2):甘みUP&臭い消しに

  • 米油やサラダ油(数滴):パサつきを防止

  • 昆布(3〜5cm):風味を自然に補う

👉 お金をかけずに美味しさUP!特に炊き込みご飯にぴったりです。

🔸 料理で“リメイク”すればプロの味

「ご飯そのもの」でなく、「料理の一部」として使えば、むしろ相性抜群!

  • チャーハンやドリア、雑炊、焼きおにぎり

  • 炊き込みご飯、カレー、オムライス

👉 味の濃いメニューに合わせることで、食感もクセも気にならず美味しく!

古古古米は“ひと工夫”でグッと身近に、美味しく!

古古古米はたしかに「そのまま」では新米に劣る部分もありますが、少しの手間で“家庭のお米”として活躍できるポテンシャルがあります。

✅ 調理の幅が広がる
✅ 食材を無駄にしない
✅ 節約にもなる

そんな魅力を備えたお米、工夫しながら楽しんでみませんか?

実は“知ってる人は選んでる”お米

飲食店や給食現場、加工食品の世界では、コストと味のバランスを考えて古古古米が選ばれているケースも多くあります。つまり、「あえて使っている」人たちもいるということ。

✅ 安くて安全
✅ 工夫次第でおいしい
✅ 食品ロス削減にも貢献

こんな要素を持つ古古古米は、“ちょっと知的な食材選び”として、見方を変えればとても魅力的なのです。

古古古米は、“賢く食べれば強い味方”

確かに、古古古米はそのまま白ご飯で食べるには少し物足りなさがあるかもしれません。けれど、使い方を工夫すれば驚くほど便利でコスパ抜群のお米でもあります。

料理によっては新米よりも扱いやすく、物価高の時代を乗り切る頼もしいパートナーに。あなたのキッチンにも、古古古米という“賢い選択肢”を取り入れてみませんか?