「エビの殻むきが苦手で、ついつい殻付きのパックを避けてしまう…」
そんな風に感じていませんか?
手をベタベタに汚し、爪の間が黒くなり、しかも身がボロボロになってしまう。エビの下処理は本当に手間がかかりますよね。
しかし、先日テレビのあの人気番組でも紹介され、「これは革命だ!」と料理人たちが騒然となった究極の裏ワザがあるんです。
エビの胴体のある秘密の「つなぎ目」に指をかけるだけで、まるで脱皮のように殻がスルッと一瞬で剥ける!
もう二度と面倒な殻むきで時間をムダにしません。この裏ワザで、あなたのエビ料理は劇的に変わります。
📌 秘密は「エビの腰」!その位置とは?
エビの身と殻が最も剥がれやすい場所、それが胴体にある「腰」と呼ばれる部分です。
- 頭から数えて、「3節目と4節目」の殻のつなぎ目(関節)を探してください。
この「腰」の部分を制すれば、エビの殻むきは劇的に変わります!
💡 究極の裏ワザ!「腰」を使った殻むき手順
この方法は、身が崩れにくく、天ぷらやエビフライの準備も格段に楽になります。
1. 「腰」に指をかける
- エビの腹側(足が生えている方)から、先ほど見つけた3節目と4節目のつなぎ目(腰)の殻に、両手の親指と人差し指を引っ掛けるようにかけます。
2. 左右に優しく広げる
- 指をかけた部分の殻を、左右に優しく、少し外側に開くように引っ張ります。
- 力を入れすぎず、殻と身の間に空気を入れるイメージです。
3. 一気に尾の方へスライド!
- 「パキッ」と殻が身から浮き上がる感触があったら、そのまま指で殻を掴み、一気に尾の付け根に向かって引っ張り下ろします。
- まるでエビが脱皮するかのように、足の部分の殻まできれいにスルッと剥けます!
👉 【ココがすごい!】
- 時短に!:この方法なら、手で何節もチマチマと剥く必要がありません。
- きれいにむける!:身が殻に残りにくく、足の部分まできれいな状態に。
- 背ワタも取りやすい!:殻が剥がれたことで、背中に見える背ワタも簡単に取り除けます。
🌟 この裏ワザが特に有効な海老料理は?
「エビの腰」を使った殻むきは、殻を完全にむいて、プリプリの身を大量に使いたい料理で最も力を発揮します。
- 🍤 エビフライ
- メリット: 大量の生エビの殻をスピーディーにむく必要があり、身が崩れにくいこの方法は最適です。
- 🍛 エビチリ・エビマヨ
- メリット: 身が縮むのを防ぎ、プリッとした食感に仕上げるため、下処理で身にダメージを与えずに一気に殻を除去できます。
- 🍲 パスタ、ピラフ、炒め物
- メリット: 短時間でむきエビを確保できるため、普段の料理の時短に大きく貢献します。
⚠️ 逆に不向き・効果が薄い場合
- 頭付きで調理する料理(アヒージョ、パエリアなど): そもそも殻を剥く必要がないため、この裏ワザは使いません。
- 極端に小さなエビ: 節が小さすぎて掴みにくい場合は、手で細かく剥く方が早い場合があります。
✅ 尾を残したい場合は?(エビフライ・天ぷらなど)
尾付きのエビが必要な場合は、最後のひと工夫を加えましょう。
- 上記手順で、尾の付け根の殻だけは引っ張らずに残します。
- 尾の先端をカットし、尾にある「剣先」と呼ばれる尖った部分も切り落とすと、油ハネを防げます。
- 残した尾の付け根の殻を指で押さえ、尾を折るようにして身を押し出すと、身にダメージを与えず尾だけを残せます。
🍤 状況別!知っておきたい「その他の簡単殻むき方法」
💡蒸しエビ・ゆでエビでも「腰」は使える! 自宅で調理した蒸しエビやゆでエビも、この「腰」の裏ワザは有効です。殻が身に張り付いて剥きにくい時に、力を加えることで一気に剥がせます。 ただし、レストランなどの食卓では、手が汚れるため、次に紹介する道具を使った方法がスマートです。
ここでは、食卓でのマナーや調理時の効率アップなど、目的に合わせたテクニックを紹介します。
1. 【食卓でスマートに!】フォークを使った「手を汚さない」むき方(ゆでエビに最適)
食卓で提供されたゆでエビを素手で触りたくない時、またゆでエビの殻が硬く剥きにくい時に便利な方法です。
- フォークを差し込む: エビの頭側から、身と殻の間にフォークの先端を差し込みます。
- 尾の付け根までスライド: 背中に沿って、殻と身の間をフォークで尾の付け根まで押し込みます。
- 殻を引き剥がす: フォークを使って殻を身から引き剥がすようにすると、ツルッとむけます。
2. 【下処理をスピードアップ!】キッチンバサミを使った「下処理兼用」むき方(生エビに最適)
プロの料理人も使う、殻むきと背ワタ取りを同時に行う効率的な方法で、大量に下処理をする際に便利です。
- 背に切れ込み: キッチンバサミを使い、エビの背中側の殻に沿って、尾の付け根までハサミで切り込みを入れます。
- 背ワタを取り除く: 切り込みを開くと背ワタが見えるので、竹串や包丁の先で簡単に取り除きます。
- 一気に剥く: 切り込みから殻を一気に広げるように剥くと、殻むきが完了します。
❓ エビの殻むき裏ワザにまつわるQ&A
Q1. 冷凍エビでも、この「腰」の裏ワザは使えますか?
A. はい、使えます。ただし、完全に解凍しきらない半解凍の状態で行うのがおすすめです。エビの身が少し締まっていて、殻に力が伝わりやすく、きれいに剥きやすくなります。完全に溶けきると身が柔らかくなり、潰れやすくなるため注意してください。
Q2. 力を入れたら、エビの身がぐにゃぐにゃに潰れたり、ちぎれたりしませんか?
A. 力を入れるのは「身」ではなく「殻」に集中させてください。 親指と人差し指で**3節と4節の間の殻だけを掴み、左右に優しく広げるように力を加えるのがコツです。身に触る面積を少なくし、殻だけを「脱臼」させるイメージで行えば、身を傷つけずにツルッと剥けます。
Q3. なぜ、エビの胴体の真ん中(3節と4節の間)が最も剥きやすいのですか?
A. エビは腹側にある遊泳用の足(腹肢)の付け根から、身と殻を繋ぐ筋が最も薄く、切れやすい構造になっています。特に胴体の中心部は、エビの体が最も太く、殻を左右に引っ張った際のレバレッジ(てこの原理)が働きやすいため、最小の力で一気に殻を身から剥がすことができるのです。
📝 最後に:殻むき革命を起こしましょう!
今回ご紹介した「エビの腰」を使った裏ワザは、手を汚さず、スピーディーに、そして身を崩さずに殻をむくことができる、まさにエビの殻むきにおける革命的なテクニックです。
覚えておくべきポイントはたった一つ:
- エビの胴体、3節目と4節目の「腰」を狙う!
- 殻を左右に広げて、一気に剥がす!
もう面倒な殻むきを理由にエビ料理を諦める必要はありません。この裏ワザをマスターして、プリプリの美味しいエビ料理を存分に楽しんでくださいね!

