LINEアプリ内の広告効果を最大化。Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)の新連携機能を活用するポイント | マーケターのつぶやき

LINEアプリ内の広告効果を最大化。Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)の新連携機能を活用するポイント

スマートフォンの広告配信において、ユーザーの「信頼」をいかに勝ち取るかは極めて重要なテーマです。2026年1月より、「Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)」にて、ブランドの信頼性を高めるための重要なアップデートが実施されます。

本記事では、新しくなるLINE公式アカウントとのプロフィール画像連携について、実務上のメリットと導入のポイントなどについて、ご紹介します。

■ すべての広告目的で「公式アイコン」が表示可能に

今回のアップデートにより、これまで限定的だったLINE公式アカウントのプロフィール画像表示が、すべての広告目的で開放されます。

  • 変更のポイント: 「サイト誘導」や「コンバージョン」目的の広告でも、LINEアプリ内(LINE VOOMやオープンチャット等)での配信時に公式アイコンが表示されます。

  • 期待される効果: ユーザーに「見知らぬバナー」ではなく「公式アカウントからの情報」という安心感を与え、視認性とクリック率(CTR)の向上に寄与します。

■ 「ロゴ登録」と「プロフィール画像」の使い分けを理解する

本機能は、従来の「ロゴ登録」を置き換えるものではありません。配信面によって、最適な画像が自動で使い分けられる「ハイブリッド運用」となります。

  • LINEアプリ内の配信面: 連携した「LINE公式アカウントのプロフィール画像」を表示。

  • Yahoo! JAPAN・提携サイト: 従来通り、管理画面に登録された「ロゴ」を表示。

プラットフォームの特性に合わせて、ユーザーに最も馴染みのある「企業の顔」が自動で選択される仕組みです。

■ スムーズな導入のための確認事項

実施予定日の2026年1月6日に向け、広告主様は以下のポイントを必ずご確認ください。

  • 接続設定の再点検: ビジネスマネージャーおよびYahoo!広告管理画面にて、対象のLINE公式アカウントが正しく接続されているか。

  • 画像の整合性: LINE公式アカウントのアイコンが、最新のブランドロゴになっているか(古いロゴのままではないか)。

  • 自動適用の把握: 既に接続済みの場合は、当日より自動で表示が開始されます。意図しない画像が表示されないよう、事前の点検が必要です。

FAQ:よくあるご質問

Q:LINE公式アカウントを持っていない場合はどうなりますか?

本機能はLINE公式アカウントとの連携が前提となります。未保有の場合は、引き続き従来の登録ロゴのみが表示されます。

Q:特定のキャンペーンだけ表示をオフにできますか?

現時点では、広告アカウント単位での一括設定となります。アカウント全体のブランド戦略に基づいた判断が必要です。

信頼性の獲得がディスプレイ広告の成果を左右する

現代のユーザーは、単なるバナー広告よりも「誰が発信しているか(信頼性)」を重視する傾向にあります。Yahoo!の圧倒的なリーチ力に、LINE公式アカウントの持つ「公式感」を掛け合わせることで、これまで以上に深いコミュニケーションが可能になるでしょう。

単なる仕様変更と捉えるのではなく、自社のブランド画像がユーザーにどう映るかを再定義し、2026年度のマーケティング成果を最大化させていきましょう。