インプレッション単価(CPM)とは? | マーケターのつぶやき

インプレッション単価(CPM)とは?

「広告の表示回数は増えているのに、なぜか手応えがない……」 「認知拡大が目的なら、本当にインプレッションだけ追っていればいいの?」

Web広告の運用において、CPM(インプレッション単価)は最も基本的な指標の一つですが、実は「ただ安ければいい」というわけではありません。目的を取り違えて指標を選んでしまうと、予算を浪費するだけで終わってしまうリスクもあります。

本記事では、CPMの基本はもちろん、「ブランディング目的でもCPCを重視すべきケース」や、「スマホだけで完結する超簡単な管理術」まで、現場で即座に役立つ知識を凝縮しました。この記事を読めば、あなたの施策に本当に必要な指標がどちらなのか、迷わず判断できるようになります。

■ そもそもCPMとは何か?

CPMは「Cost Per Mille」の略称で、広告が1,000回表示されるごとに発生するコストを指します。

Web広告の世界では、広告の表示を「インプレッション(Impression)」と呼びます。そのため、CPMは実質的に「1,000回表示あたりの単価」と同義です。

ポイント:M(Mille)の意味

Mは「1,000」を示すラテン語由来の単位です。広告費用の計算を簡略化するために、1回単位ではなく1,000回単位で管理するのが業界の標準となっています。

■ CPMの算出シミュレーション

以下の計算式で、現在の配信効率をチェックできます。

CPM =支払った広告費÷表示回数×1,000
  • 例: 広告費10万円で100万回表示された場合

  • (100,000÷1,000,000) ×1,000 = 100円

■ 目的別:CPMとCPCの使い分け

ブランディングを目的とした配信であっても、「ユーザーにどの段階までを求めているか」によって、重視すべき指標は変わります。

  • 「視覚的な認知」を優先するならCPM

    • 狙い: ブランドの存在を記憶に残す。

    • 適したシーン: ロゴやパッケージを広く周知したい時。広告を見ただけで想起につながる場合に有効です。

  • 「深い理解・体験」を優先するならCPC

    • 狙い: ブランドの世界観を体験してもらう。

    • 適したシーン: ストーリー性のある商品など、サイト内コンテンツを読み進めてもらうことでファンを増やしたい場合に有効です。

このように、「認知の広さ」を測るならCPM、「関心の深さ」を測るならCPCというように、どの指標が自身の目的に合致しているかを判断することが大切です。

■ テキストでできる!CPMの簡易管理術

専用のツールや複雑な表計算ソフトを使わなくても、メモ帳やチャットツールを使って、以下の「3つの数字」を記録するだけで配信状況は把握できます。

▼ 記録すべき3つの項目

  • コスト(使ったお金)

  • インプレッション(表示された回数)

  • 現在のCPM(計算結果)

▼ スマホでもできる計算手順

電卓アプリなどで、以下の順番で計算してください。

  1. 「広告費」「表示回数」で割る

  2. 出た数字に「1,000」を掛ける

(例) 3万円使って、15万回表示された場合

30,000÷150,000 = 0.2

0.2×1,000 =CPM 200円

テキストで履歴を残しておけば、「先週より単価が上がった」といった変化にすぐ気づくことができます。

■ よくある質問(FAQ)

Q. CPMの相場はどのくらいですか?

A. プラットフォームにより異なります。SNS広告では数百円〜1,000円前後、動画広告ではそれ以上になることもあります。まずは少額でテストし、自社の基準値を確認しましょう。

Q. vCPM(ビューアブルCPM)との違いは何ですか?

A. CPMは読み込み時点で課金されますが、vCPMは「ユーザーの画面に実際に一定時間表示された場合」のみをカウントします。より「見られたこと」を重視したい場合に適しています。

■ まとめ

CPMは、ビジネスの「認知」を強力にバックアップする指標です。

単に表示回数を稼ぐことだけを目的にせず、それが「認知の広さ」を求めているのか、あるいは「関心の深さ」への入り口なのかを明確にすることで、広告運用の精度は格段に上がります。自社のフェーズに合わせた最適な指標を選択しましょう。