◆東武百貨店池袋で「The のり弁」開催中|和牛、カオマンガイ、コンビーフ——のり弁、こんなに進化してました。 | マーケターのつぶやき

◆東武百貨店池袋で「The のり弁」開催中|和牛、カオマンガイ、コンビーフ——のり弁、こんなに進化してました。

ここ数年、のり弁が変わってきています。「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」や「海苔弁いちのや」など高級のり弁専門店が次々と登場し、1,000円超えが当たり前の新市場を作り出しました。背景にあるのは「日常のごちそう化」——外食よりも、馴染みのある味をワンランク上の形で楽しみたいというニーズです。かつて弁当の底辺扱いだったのり弁が、今や最も注目される弁当ジャンルのひとつになっています。

そんなのり弁ブームの波に乗る形で、池袋東武百貨店が仕掛けるのが「美味しさ、ぎゅっと! The のり弁」です。和牛、カオマンガイ、コンビーフ——デパ地下の名店15店舗がそれぞれの解釈でのり弁を作り上げました。価格は981円から1,890円まで。お目当ての一折を求めて食品フロアをぐるりと回る、そんな買い歩きの楽しさもこのイベントならではの魅力になっています。

開催情報

期間 2026年5月21日(木)〜 6月3日(水)
会場 池袋東武百貨店 B2F・B1F 食品フロア 各店舗
価格帯 981円〜1,890円(各日数量限定あり)

このイベント、実は「回遊型」です

「The のり弁」は、専用のイベントスペースを設けるタイプの催事ではありません。東武百貨店の食品フロアにもともと出店している各店が、このイベント期間だけの限定のり弁を、それぞれの通常売り場で販売するスタイルです。催事スペースに並んだ弁当をただ選ぶのとは違い、各店の雰囲気や普段の商品ラインナップごと楽しめるのがこのスタイルの面白さです。

たとえばこんな巡り方ができます。まずB2F 3番地の「魚力」で穴子丼を確保し、同じ3番地の「銀座天一」で海苔天丼弁当をチェック。続いてB2F 11番地の「スギモト」で黒毛和牛のり弁を手に取り、B1F 10番地の「グッドモーニング バンコク」でカオマンガイのり弁当を締めくくる——食品フロアをひとめぐりするだけで、和・洋・アジアのり弁が揃ってしまいます。

1人1折にこだわる必要もありません。何人かでシェアしたり、2〜3折買って食べ比べるのも、このイベントならではの楽しみ方です。「和牛派」と「カオマンガイ派」に分かれて買ってきて、半分ずつ交換する——そんな食べ比べが気軽にできるのも、デパ地下回遊型ならではと言えます。

のり弁というフォーマットの懐の深さ

そもそも「のり弁」の定義は曖昧です。ご飯に海苔をのせれば、ある意味なんでものり弁になります。この催事のユニークなところは、その曖昧さを各店が独自の解釈で埋めてきた点にあります。

たとえば「銀座天一」の海苔天丼弁当は、海苔をご飯の上に敷くのではなく衣に混ぜ込みます。青のりの衣で揚げたちくわやかき揚げが入り、海苔という素材を分解して再構築しています。「グッドモーニング バンコク」はタイ料理のカオマンガイをのり弁のフォーマットに落とし込み、生姜の効いた鶏肉と海苔の風味を合わせるという大胆な発想で勝負しています。「千駄木腰塚」は自家製コンビーフと女川銀鮭という洋と和の組み合わせで、のり弁の枠を軽やかに超えてきました。

一方「発酵kitchen リッチクリームコロッケ東京」は麹漬けの銀鮭と海苔の佃煮を組み合わせ、発酵という切り口からのり弁を再定義しています。「一汁旬菜」の本枯鰹節のり弁(東武限定)は、半年熟成させた最高級鰹節を惜しみなく使い、出汁に漬けた鮭と合わせます。どちらも「のり弁」の文法を守りながら、その語彙を大きく拡張しています。

共通しているのは、ご飯と海苔という揺るぎない土台です。おかずがどれだけ奇抜でも、その土台があることで不思議とのり弁として成立する——今回の15品を眺めていると、そんなのり弁というフォーマットの懐の深さをあらためて実感させられます。

全15品リスト:売り場番地つき完全ガイド

各店の通常売り場での販売です。事前に番地を確認してから行くのがおすすめです。

店名 商品名 価格 売り場
いずみ乃 肉・肉のり弁当
東武限定
981円 B2F 3番地
千駄木腰塚 自家製コンビーフと女川銀鮭のり弁当 1,580円 B2F 6番地
まつおか しゃけのり弁当
東武限定
1,242円 B2F 4番地
グッドモーニング バンコク カオマンガイのり弁当
東武限定
1,200円 B1F 10番地
魚力 のりたっぷり穴子丼
東武限定
1,290円 B2F 3番地
お肉の専門店 スギモト 黒毛和牛 ステーキのせのり弁
東武限定
1,280円 B2F 11番地
一汁旬菜 東武百貨店限定 本枯鰹節のり弁
東武限定
1,451円 B2F 4番地
とんかつ まい泉 ごちそう海苔弁当 1,437円 B2F 4番地
魚道楽 3種の西京焼のっけ盛り弁当 1,296円 B2F 4番地
いとはん 宮城県産銀鮭使用 西京焼きのり弁
東武限定
1,590円 B2F 3番地
銀座天一 海苔天丼弁当 1,404円 B2F 3番地
築地 魚弁 すじ青のり香る のり弁
東武限定
1,890円 B2F 4番地
発酵kitchen
リッチクリームコロッケ東京
麹漬銀鮭とこだわりののり弁
東武限定
1,620円 B2F 4番地
SOU.Dining お魚3種のっけのり弁当
東武限定
1,296円 B2F 3番地
美濃吉 料理屋のあおさだし巻き弁当 1,581円 B2F 3番地

東武限定品という存在感

今回の催事で目を引くのが、「東武企画品」の多さです。全15品中、実に9品が東武百貨店でしか買えないオリジナル商品として企画されています。
つまり、この催事に来なければ出会えない弁当が過半数を占めています。

★ 15品中9品が東武百貨店だけのオリジナル——この催事に来なければ出会えない味が、過半数を占める。

バイヤーが各店と組んで開発した商品は、既存ラインナップにはない組み合わせや素材を使っているものが多くあります。
普段からデパ地下を利用している人でも、ここでしか買えない味があります。それがこのイベントをただの「弁当まとめ売り」とは別物にしている理由です。

行く前に知っておきたいこと

注意売り場について

各店は専用イベントスペースではなく、それぞれの通常売り場での販売です。上のリストで番地を確認してから巡ると効率的です。

注意数量限定について

各日の販売数が10〜50点と限られており、完売になる商品も出ます。販売時間が午前・午後に分かれている商品も多いため、公式ページで事前に確認を。特に黒毛和牛・穴子丼・西京焼き系は各回10点のものもあり、早めの行動がおすすめです。

結局、何を選ぶか

「どれにすべきか」と悩むのも、このイベントの楽しみのひとつです。選び方の軸はシンプルで、「王道から入るか、変わり種から入るか」です。

のり弁が好きで、まず定番を押さえたい人へ。
「まつおか」のしゃけのり弁当(1,242円)か「とんかつ まい泉」のごちそう海苔弁当(1,437円)がおすすめです。おかかご飯に大ぶりの鮭、ヒレカツにエビフライと、正統派ながら素材と仕事のクオリティが違います。「これがのり弁の基準点」として最初に食べておくと、変わり種との違いがより際立ちます。

冒険したい人、話題性を求める人へ。
「グッドモーニング バンコク」のカオマンガイのり弁当(1,200円)か「千駄木腰塚」の自家製コンビーフと女川銀鮭のり弁当(1,580円)が筆頭候補です。前者はタイ料理×のり弁という組み合わせの意外性、後者はコンビーフという選択肢のユニークさで、どちらも「こんなのり弁があるのか」と思わせてくれます。

せっかくなら贅沢したい人へ。
「お肉の専門店 スギモト」の黒毛和牛ステーキのせのり弁(1,280円)か「築地 魚弁」のすじ青のり香るのり弁(1,890円)をぜひ。黒毛和牛に特製ガーリックソース、山形県産つや姫に高級鰹節——のり弁という器の中に、専門店の本気が詰まっています。

のり弁という、どこか庶民的で地味なイメージを持つジャンルが、腕利きの店たちによってこれほど多様に解釈されるのか。 池袋東武の地下は今、そのことを静かに証明しています。

東武百貨店 池袋店 公式イベントページ
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