サバ缶がスイーツになると聞いても、なかなか想像がつきませんよね。今回は、2026年3月11日放送のNHK「激突メシあがれ〜自作グルメ頂上決戦〜」の最終回、「サバ缶が大変身!今夜のごちそうメニュー」というテーマで紹介された「サバのメレンゲフラワー」を、まとめました。
鹿児島で栄養士を目指す短大生・市来美早さん(19)が考案した料理で、「サバはスイーツにするとおいしい」という発想から生まれたようです。前菜・メイン・デザートというコース仕立てで、すべてにメレンゲを使うという、サバ缶のイメージを覆すような一皿になっていたようです。
🌸 番組で紹介された内容
前菜は、ブロッコリー・クリームチーズ・はちみつ・黒こしょう・サバの水煮を混ぜ合わせてクリームを作り、それを青じそを加えたメレンゲで挟むという構成のようです。魚料理の定番であるサバと、はちみつやクリームチーズといった甘い食材を組み合わせる発想が、この料理の面白いところです。
メインは、サバを炒めてネギ入りのホワイトソースと混ぜ合わせたものに、トマトペーストを練り込んだ花びら型のメレンゲを飾りつけて仕上げているようです。サバ料理としてはオーソドックスな組み合わせに近いホワイトソース仕立てですが、そこに華やかなメレンゲの花を添えることで、見た目の印象が大きく変わっているようです。
デザートは「サバアイス&サババナナカラメル」という2層仕立てで、サバをアイスやカラメルに仕立てるという、さらに大胆なアレンジになっているようです。魚料理とは思えない可愛らしい盛り付けと、見た目の楽しさが大きな魅力の一皿だったとのことです。
なお、メレンゲそのものの作り方や、デザートの2層の詳しい作り方までは、番組内で紹介されていなかったようです。
わかっている範囲の作り方
前菜
- サバの水煮の身をボウルに入れ、フォークなどで細かくほぐします。
- ブロッコリーは小房に分けて茹でるか蒸すかして柔らかくし、細かく刻んでおきます。
- ①のサバ、②のブロッコリー、クリームチーズ、はちみつ、黒こしょうをボウルに合わせ、なめらかになるまでよく混ぜ合わせてクリームを作ります。
- 卵白をボウルに入れて泡立て、白っぽくなってきたら砂糖を数回に分けて加えながら、角がピンと立つまでしっかり泡立ててメレンゲを作ります。刻んだ青じそを加えて、さっくりと混ぜ合わせます。
- ④のメレンゲを土台の形に絞るか広げるかして、100℃前後の低温のオーブンでじっくり乾かすように焼きます。
- 焼き上がったメレンゲに、③のクリームをはさみ込むように盛り付けたら完成です。
メイン
- サバの身をフライパンに入れ、油をひかずに軽く焼き色がつくまで炒めます。
- 別の鍋でネギ入りのホワイトソースを作るか、あらかじめ用意しておきます。
- ①のサバと②のホワイトソースを合わせて、全体がなじむまで混ぜ合わせます。
- 卵白をボウルに入れて泡立て、白っぽくなってきたら砂糖を数回に分けて加えながら、角がピンと立つまでしっかり泡立ててメレンゲを作ります。トマトペーストを加えて、色ムラが出ないようによく混ぜ合わせます。
- ④のメレンゲを絞り袋に入れ、星口金などを使って花びらの形に絞り出し、100℃前後の低温のオーブンでじっくり乾かすように焼きます。
- 皿に③を盛り付け、焼き上がった花びら型のメレンゲを、花のように飾りつけたら完成です。
※各材料の分量や、デザートの詳しい手順については番組内で紹介されていなかったようなので、この点はご了承ください。メレンゲそのものの作り方も番組では紹介されていなかったため、上記は一般的なメレンゲの作り方を元に補って構成しています。
🍽️ 作ってみる時のポイント
前菜のクリームは、サバの水煮の水気をよく切ってから他の材料と混ぜ合わせると、クリームチーズとなじみやすくなりそうです。青じそは、香りを活かすためにも、食べる直前に加えるか、細かく刻んでメレンゲに混ぜ込むと良さそうです。
メレンゲの作り方自体は番組で紹介されていませんが、一般的には卵白と砂糖をしっかり泡立てて作るお菓子作りの技法です。卵白をボウルに入れて泡立て始め、白っぽく泡立ってきたら砂糖を数回に分けて加えながら、角がピンと立つまでしっかり泡立てるのが基本の流れのようです。花びらの形に絞り出す場合は、絞り袋と星口金を使うと形を作りやすいかもしれません。加熱して乾燥焼きにする場合は、100℃前後の低温のオーブンで1時間ほど、じっくり乾かすように焼くのが一般的なようです。
メインのホワイトソースは、ネギをじっくり炒めてから加えると、甘みが引き立って、サバの風味ともなじみやすくなりそうです。トマトペーストをメレンゲに練り込む際は、色ムラが出ないようによく混ぜ合わせるのがポイントかもしれません。
コース仕立てで用意する場合は、前菜は冷たいまま、メインは温かいままなど、温度のメリハリをつけると、より本格的なコース感が出せそうです。彩りを意識して盛り付けると、見た目の楽しさもより引き立ちそうです。
❓ よくある質問
Q. サバの生臭さは気にならないのですか?
A. 詳しい対策までは番組で紹介されていなかったようですが、はちみつやクリームチーズ、青じそといった香りの強い食材を組み合わせることで、臭みが和らいでいる可能性がありそうです。
Q. デザートのサバアイスはどうやって作るのですか?
A. 具体的な作り方までは番組で紹介されていなかったようです。サバの風味を活かしたアイスと、バナナ・カラメルを組み合わせた2層仕立てだったとのことです。
🌿 サバ缶の常識を覆す、驚きのコース仕立て
魚料理の代表格ともいえるサバ缶を、前菜からデザートまでコース仕立てで楽しめるスイーツに変身させるという発想は、なかなか思いつかないアイデアですね。メレンゲという繊細なお菓子の技法を、あえて魚料理と組み合わせるという挑戦にも、若い発想の柔軟さが感じられます。青魚特有の風味を、はちみつやクリームチーズ、トマトペーストといった甘みや酸味のある食材で包み込むように仕上げているところにも、緻密な計算が感じられます。
すべての料理にメレンゲを使うという統一感も、コースとしてのまとまりを生んでいるポイントかもしれません。前菜では土台として、メインでは飾りの花として、そしてデザートではアイスの一部として、同じ「メレンゲ」というモチーフを違う形で登場させているところも、コース全体の完成度を高めている工夫のように思えます。栄養士を目指しているという市来さんならではの、食材の組み合わせに対する探究心も垣間見える一皿です。
サバ缶といえば、そのまま食べたり、煮物やアレンジおかずにしたりするのが一般的なイメージですが、スイーツというまったく違うジャンルに落とし込めるという発見は、料理の可能性の広さを感じさせてくれます。見た目の華やかさと意外性を両立させたこの一皿は、サバ缶の新しい魅力を伝えてくれるレシピといえそうです。

