自宅でハンバーガーを作るなら、具材やソースを好みに合わせられるのが魅力です。パテを厚くしたり、野菜をたっぷり重ねたりと、自分だけの「オーダーメイドなハンバーガー」を楽しめます。
2026年9月21日放送のNHK『きょうの料理ビギナーズ』では、料理研究家・藤野嘉子さんの「ハンバーガー」が紹介されました。
パテに使うのは牛ひき肉100%。卵やパン粉といったつなぎを加えず、肉をざっくりまとめることで、牛肉らしい力強いうまみと食感を生かします。バンズの切り口もフライパンで香ばしく焼き、レタス、焼いたたまねぎ、チーズ、トマトを重ねる、食べ応えのある一品です。
📺 きょうの料理ビギナーズで紹介されたハンバーガー
番組のハンバーガーは、牛ひき肉に塩、ナツメグ、こしょうを加えたシンプルなパテが主役です。
家庭のハンバーグでは、卵やパン粉、炒めたたまねぎなどを加えることがありますが、今回のパテにはつなぎを使いません。牛肉の食感を残すため、粘りが出るまで練らず、調味料が全体に行き渡る程度に軽く混ぜます。
トマトやレタスだけでなく、パテと同じフライパンで焼いたたまねぎもサンド。スライスチーズのコク、粒マスタードの風味、トマトケチャップの甘酸っぱさが重なり、お店で食べるような味のハーモニーを楽しめます。
📝 ハンバーガーの材料
2人分
- ハンバーガー用バンズ:2個
- 牛ひき肉:240g
- 塩:小さじ1/2
- ナツメグパウダー:小さじ1/4
- こしょう:少々
- たまねぎ:1/2個(100g)
- レタス:30g
- トマト:小1個(70g)
- スライスチーズ:2枚
- 粒マスタード:大さじ1
- トマトケチャップ:大さじ2
- 油:小さじ1
- きゅうりのピクルス:適宜
- ポテトチップス:適宜
牛ひき肉は、手に入る場合は赤身の多いものがおすすめです。ハンバーガー用バンズがなければ、大きめの丸いロールパンでも作れます。
🍳 ハンバーガーの作り方
1.パテを作る
ボウルに牛ひき肉、塩、ナツメグパウダー、こしょうを入れます。肉をほぐしながら、調味料が全体に混ざる程度に軽く混ぜましょう。
肉だねを2等分してそれぞれ丸め、バンズに合わせて円形に整えます。
つなぎを使わないため、こねるように強く混ぜる必要はありません。ざっくりまとめることで、ひき肉の粒感を残した肉々しいパテに仕上がります。
2.野菜とバンズを準備する
バンズは横半分に切り、レタスは食べやすい大きさにちぎります。
たまねぎとトマトは、それぞれ1cm厚さの輪切りを2枚用意します。
3.バンズを焼く
フライパンにバンズの切り口を下にして並べ、中火にかけます。切り口に薄く焼き色がつくまで約4分間焼き、取り出します。
バンズを焼くことで香ばしさが加わるだけでなく、野菜やソースの水分がパンに染み込みにくくなります。
4.パテとたまねぎを焼く
同じフライパンに油小さじ1を中火で熱し、パテを並べます。
下側に焼き色がつき、側面の下半分ほどが白くなってきたら裏返します。輪切りのたまねぎも加え、約1分間焼きましょう。
たまねぎを裏返したらフライパンにふたをし、弱めの中火で2~3分間焼きます。
5.パテの火通りを確認する
パテの中央に竹串を刺し、出てくる肉汁を確認します。濁りや赤みのない澄んだ汁が出たら、中まで火が通った目安です。
赤い肉汁が出る場合は、ふたをして追加で加熱してください。
6.具材を重ねる
下側のバンズの切り口に粒マスタードを塗り、次の順番で重ねます。
- レタス
- 焼いたたまねぎ
- パテ
- スライスチーズ
- トマト
上側のバンズの切り口にトマトケチャップを塗り、具材の上に重ねます。
7.盛りつける
具材が崩れないよう、中央をピックなどで固定します。器に盛り、好みで食べやすく切ったきゅうりのピクルスやポテトチップスを添えれば完成です。
番組で紹介されたレシピは、1人分530kcalです。
🥩 牛ひき肉100%・つなぎなしパテの魅力
卵やパン粉を使う一般的なハンバーグは、やわらかくまとまりやすいのが特徴です。一方、今回のパテは牛ひき肉100%でつなぎを使わないため、牛肉そのものの風味と弾力を感じやすくなります。
つなぎがなくても、肉に含まれるたんぱく質には塩を加えて混ぜると結着しやすくなる性質があります。強く練り込まなくても、形を整えて丁寧に焼けばパテとしてまとまります。
ただし、合いびき肉に置き換えると牛肉100%のパテとは脂の量や風味が変わります。番組のような肉々しさを楽しみたい場合は、牛ひき肉を選びましょう。
✋ パテを練りすぎないのがポイント
家庭のハンバーグでは、粘りが出るまで肉だねをよく練ることがあります。しかし、このハンバーガーでは、ひき肉をほぐしながら軽く混ぜるのがポイントです。
強く練りすぎると肉の粒がつぶれて密度が高くなり、番組レシピが狙うステーキのような食感から離れてしまいます。塩やスパイスが偏らないように混ぜつつ、肉の粒感を残してざっくりまとめてください。
成形するときも何度も握り直さず、2等分した肉を丸くまとめてから、やさしく押して円形に整える程度にします。
📏 パテはバンズより少し大きく成形する
パテは加熱すると肉が縮み、中央が盛り上がりやすくなります。生の状態では、バンズよりひと回り大きく、中央をわずかにくぼませておくと、焼き上がったときにバンズと合わせやすくなります。
厚さが均一でないと火の通りに差が出るため、縁までなるべく同じ厚さに整えましょう。
🍞 バンズの切り口を焼く理由
バンズをフライパンで焼く工程には、次のようなメリットがあります。
- パンの香ばしさが増す
- 切り口に軽い歯ごたえが生まれる
- トマトやソースの水分を吸い込みにくくなる
- 温かいパテとの一体感が出る
焦げ目を強くつける必要はありません。切り口が薄いきつね色になり、表面が少し乾いた状態を目安に取り出します。
🔥 牛肉のパテでも中まで加熱しよう
ステーキは表面を加熱し、中心をレアに仕上げる場合があります。しかし、ひき肉は表面に付着していた細菌が挽く工程で内部まで入り込む可能性があります。
そのため、牛ひき肉100%のパテでも中心まで十分に加熱する必要があります。パテの厚い部分に竹串を刺し、澄んだ肉汁が出ることを確認してください。
より確実に確認したい場合は、食品用温度計で中心温度を測る方法もあります。厚生労働省は、食肉を加熱する際の目安として中心部を75℃で1分間以上加熱することを示しています。
🧂 ナツメグがない場合はどうする?
ナツメグは、ひき肉料理の香りを引き立て、肉特有のにおいを穏やかにするスパイスです。少量でも風味が強いため、入れすぎないようにしましょう。
手元にない場合は、省略してもハンバーガーを作れます。黒こしょうを少し多めにしたり、オールスパイスを少量使ったりすると、味にアクセントを加えられます。
🧀 好みの具材でオーダーメイドを楽しもう
基本の作り方を覚えたら、具材を替えて好みのハンバーガーにアレンジできます。
- チーズを2枚にしてダブルチーズ風にする
- アボカドを加えてクリーミーに仕上げる
- 目玉焼きを挟んでボリュームを出す
- ベーコンを加えて香ばしさとうまみをプラスする
- ピクルスをバンズの中に挟んで酸味を加える
- 粒マスタードを抜いて子ども向けにする
具材を増やしすぎると崩れやすくなるため、全体の高さを見ながら量を調整しましょう。
👧 子ども向けに作る場合は?
子ども向けには、粒マスタードを省くか、使用量を控えめにします。ナツメグとこしょうも少なめにすると食べやすくなります。
通常サイズでは食べにくい場合は、パテを小さく成形し、小さなロールパンでミニバーガーにするのもおすすめです。
ピックを使って固定した場合は、食べる前に必ず取り外してください。小さな子どもには、ハンバーガーを半分または食べやすい大きさに切ってから出しましょう。
❓ ハンバーガーのよくある疑問
牛ひき肉がない場合、合いびき肉でも作れますか?
合いびき肉でも作れます。ただし、豚肉が入ることで牛肉100%より脂が多く、やわらかな味わいになります。今回のレシピらしい肉の食感を楽しむなら、牛ひき肉がおすすめです。
パテが崩れてしまう原因は?
成形が緩すぎる、焼き始めてすぐに動かす、火が通る前に何度も裏返すと崩れやすくなります。肉を円形にまとめ、片面にしっかり焼き色がついてから一度だけ裏返しましょう。
バンズはトースターで焼いてもよいですか?
トースターでも焼けます。切り口を上にして短時間加熱し、表面が軽く色づいたら取り出します。焦げやすいため、様子を見ながら焼いてください。
パテを作り置きできますか?
生のひき肉は傷みやすいため、成形後はすぐに冷蔵し、できるだけ当日中に加熱してください。焼いたパテを保存する場合は、粗熱を取って清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存して翌日を目安に食べ切りましょう。
ハンバーガーはどこの国の料理ですか?
現在のようにパテを丸いパンで挟んだハンバーガーは、アメリカで発展した料理とされています。そのため、料理のジャンルは「アメリカ料理」または広く「洋食」に分類できます。
🍔 肉のうまみを味わう自分好みのハンバーガーを作ろう
『きょうの料理ビギナーズ』で紹介されたハンバーガーは、牛ひき肉100%、つなぎなしのパテで肉本来のうまみと食感を楽しめる一品です。
肉だねは粘りが出るまで練らず、調味料が行き渡る程度に軽く混ぜるのがポイント。バンズの切り口を焼き、たまねぎもパテと一緒に加熱することで、フライパンひとつでも香ばしさの重なった本格的な味に近づきます。
レタス、たまねぎ、パテ、チーズ、トマトを順番に重ねれば、食感と味のバランスも良好です。まずは基本の組み合わせで作り、慣れたらアボカドやベーコン、目玉焼きなどを加えて、自分好みのオーダーメイドなハンバーガーを楽しんでください。

