なめろうといえば、アジなどの魚に味噌や薬味を加え、包丁で細かくたたいた料理が定番です。
しかし、今回ご紹介するのは、カンパチ・明太子・ピーマンを組み合わせた、少し意外ななめろう丼です。
脂ののったカンパチに、明太子の塩気とうま味をプラス。さらに、生のピーマンを加えることで、シャキシャキとした食感と爽やかなほろ苦さを楽しめます。
味噌などの調味料をたくさん使わなくても、明太子が味付けの役割を果たしてくれるのも特徴です。
この記事では、2026年9月10日放送のフジテレビ系『ノンストップ!』「サイコロメガネ飯」で、ずん・飯尾和樹さんが作ったピーマン入りなめろう丼について、材料や作り方、家庭で再現するときのポイントをご紹介します。
🎲 サイコロで決まった3つの食材から誕生
今回の「サイコロメガネ飯」の舞台は、神奈川県大和市にある「つきみ野生鮮市場」です。
「サイコロメガネ飯」は、飯尾和樹さんが商店街や市場、道の駅などを訪れ、サイコロで選ばれた食材を使って即興料理に挑戦するコーナーです。
今回サイコロで決まった食材は、次の3つでした。
- ピーマン
- カンパチ
- 明太子
一見すると組み合わせるのが難しそうな3つの食材ですが、飯尾さんはカンパチと明太子をたたき、刻んだピーマンを加えた「なめろう」に仕上げました。
それをご飯へたっぷりのせ、食べ応えのある海鮮丼として完成させています。
🗾 飯尾さんが付けたユニークな料理名
飯尾さんが完成した料理に付けた名前は、
「高知県・宮崎県から歩いて2時間半くらいのところにある料理」
という非常にユニークなものでした。
食材の産地を組み合わせて考えた、飯尾さんらしい遊び心のある料理名です。
ただし、この名前だけでは、どのような料理なのか想像するのは難しいでしょう。
料理の内容を分かりやすく表すなら、「カンパチと明太子のピーマン入りなめろう丼」または「カンパチの明太なめろう丼」とするのが自然です。
🐟 今回のなめろう丼はどんな料理?
今回のなめろう丼は、刺身用のカンパチへ明太子を加え、細かくたたいて作ります。
一般的ななめろうでは、魚に味噌、長ネギ、ショウガ、大葉などを加えることが多いですが、今回のレシピでは明太子が味噌や塩の代わりとなる味付け食材です。
明太子には塩気とうま味、ピリッとした辛味があるため、淡泊な魚だけでなく、脂のあるカンパチともよく合います。
さらにピーマンを加えることで、なめろうのねっとりとした食感の中に、シャキシャキした歯触りが生まれます。
魚と魚卵のうま味に、野菜の爽やかさを組み合わせた和食の創作丼です。
🛒 ピーマン入りなめろう丼の材料
今回の料理は「サイコロメガネ飯」で作られた即興料理のため、一般的なレシピコーナーのような細かな分量は示されていません。
家庭で作る場合は、次の食材を用意し、明太子の塩気を見ながら量を調整しましょう。
材料(作りやすい分量)
- 刺身用カンパチ:適量
- 明太子:適量
- ピーマン:適量
- 温かいご飯:人数分
カンパチは加熱せずに使用するため、必ず生食用・刺身用と表示されたものを選んでください。
明太子は商品によって塩気や辛さが異なります。最初から多く加えず、少しずつカンパチへ混ぜるのがおすすめです。
🍚 ピーマン入りなめろう丼の作り方
1.ピーマンを半分に切る
ピーマンを縦半分に切ります。
ヘタと種、内側にある白いワタを取り除きましょう。
ピーマンは生のまま使用するため、水でよく洗い、表面の水分をキッチンペーパーでしっかり拭き取ります。
2.ピーマンを細かく刻む
下処理したピーマンを、細かく刻みます。
大きく切るとカンパチや明太子となじみにくくなるため、粗いみじん切り程度にするのがおすすめです。
みじん切りとは、食材を細かな粒状に刻む切り方です。
ただし、細かくしすぎるとピーマンのシャキシャキした食感が弱くなります。少し粒が感じられる程度にすると、今回の料理らしい食感を楽しめます。
3.明太子の薄皮を取り除く
明太子の表面へ縦に切り込みを入れます。
薄皮を開き、包丁の背やスプーンを使って中身をしごき出しましょう。
薄皮が残るとなめろうの口当たりを損ねることがあるため、中身だけを使います。
4.カンパチを細かく切る
刺身用のカンパチを、包丁で細かく切ります。
最初から包丁で激しくたたくよりも、薄切りや角切りにしてから細かくすると、短時間でなめろう状にできます。
カンパチは脂があるため、切る直前まで冷蔵庫で冷やしておきましょう。
5.カンパチを包丁でたたく
細かく切ったカンパチを、包丁でたたきます。
完全なペースト状にせず、カンパチの身が少し残る程度にすると、魚の食感も楽しめます。
「たたく」とは、包丁の刃を上下に動かし、魚を細かくしながら全体をまとめる調理方法です。
6.明太子を加える
たたいたカンパチに、薄皮を取り除いた明太子を加えます。
包丁でたたきながら、カンパチと明太子を混ぜ合わせましょう。
明太子には塩気があるため、一度にすべて加えず、味を見ながら量を調整するのがおすすめです。
7.ピーマンを混ぜる
カンパチと明太子がなじんだら、細かく刻んだピーマンを加えます。
ピーマンの食感を残すため、加えたあとは包丁で細かくたたきすぎず、全体を合わせる程度にしましょう。
8.ご飯へ盛り付ける
丼へ温かいご飯を盛ります。
ご飯の上に、カンパチ・明太子・ピーマンを合わせたなめろうをのせたら完成です。
生魚が温まりすぎるのが気になる場合は、炊きたてのご飯を少し冷ましてから盛り付けてもよいでしょう。
🌟 3つの食材が合う理由
カンパチの脂を明太子の辛味が引き締める
カンパチは、しっかりとした歯応えと脂のうま味を楽しめる魚です。
そこへ明太子を合わせることで、魚卵のうま味や塩気、唐辛子の辛味が加わり、味の輪郭がはっきりします。
味噌やしょうゆを多く加えなくても、明太子が調味料のような役割を果たしてくれます。
ピーマンが食感のアクセントになる
カンパチと明太子だけを合わせると、ねっとりと濃厚な仕上がりになります。
そこへ生のピーマンを加えることで、シャキシャキとした食感や爽やかな香りが加わり、後味が重くなりすぎません。
ピーマンのほろ苦さも、脂のあるカンパチや濃厚な明太子のアクセントになります。
🐟 なめろうとは?
なめろうは、アジやイワシ、サンマなどの魚を、味噌や長ネギ、ショウガなどと一緒に包丁で細かくたたいた料理です。
千葉県の房総半島周辺で親しまれてきた郷土料理として知られています。
名前の由来には諸説ありますが、皿までなめたくなるほどおいしいことから「なめろう」と呼ばれるようになったという説が有名です。
一般的ななめろうは青魚と味噌を使いますが、現在ではマグロ、カツオ、ブリ、カンパチなど、さまざまな魚で作られています。
今回の料理は味噌や定番の薬味ではなく、明太子とピーマンを使った創作なめろうです。
✨ おいしく仕上げるポイント
カンパチは刺身用を使う
今回のなめろうは魚を加熱しません。
切り身や加熱用ではなく、必ず刺身用・生食用のカンパチを用意しましょう。
購入後は冷蔵庫で保管し、できるだけ新鮮なうちに使用してください。
調理器具を清潔にする
生魚を扱うため、包丁やまな板、ボウルなどは清潔なものを使います。
調理前に手をしっかり洗い、魚を常温に長く置かないようにしましょう。
明太子は少しずつ加える
明太子の塩分や辛さは、商品によって異なります。
最初から多く加えると、カンパチの風味が感じにくくなったり、塩辛くなったりします。
少量ずつ混ぜ、味を確認しながら調整しましょう。
カンパチをペースト状にしすぎない
カンパチを細かくたたきすぎると、身の食感が失われます。
明太子となじむ程度までたたき、一部に魚の粒が残る状態を目安にしましょう。
ピーマンは最後に合わせる
ピーマンをカンパチと一緒に長くたたくと、水分が出て食感も弱くなります。
カンパチと明太子を先に合わせ、最後に刻んだピーマンを混ぜると、シャキシャキ感を残しやすくなります。
🧂 味が薄い場合はどうする?
今回のなめろうは、明太子の塩気とうま味を生かす料理です。
使用する明太子の量が少ない場合や、ご飯と一緒に食べて味が薄く感じられる場合は、しょうゆを少量加えて調整できます。
ただし、しょうゆを入れすぎると明太子やカンパチの味が隠れてしまいます。
直接たくさんかけず、小皿へしょうゆを用意し、食べるときに少しだけつける方法がおすすめです。
大葉、刻みのり、白いりごまなどを添えて、香りを補うのもよいでしょう。
🔄 ピーマン入りなめろう丼のおすすめアレンジ
大葉を加えて爽やかにする
細かく刻んだ大葉を加えると、より爽やかな風味に仕上がります。
大葉は魚や明太子との相性がよく、ピーマンのほろ苦さもなじみやすくなります。
卵黄をのせてまろやかにする
丼の中央に卵黄をのせれば、明太子の辛味や塩気がやわらぎ、まろやかな味わいになります。
濃厚さが増すため、しっかり食べたいときにおすすめです。
刻みのりを散らす
仕上げに刻みのりを散らすと、磯の香りが加わります。
なめろうとご飯の一体感も生まれ、海鮮丼らしい味わいになります。
お茶漬けにする
最初はなめろう丼として食べ、残りにだしやお茶を注いでお茶漬けにしても楽しめます。
ただし、生魚を使っているため、時間を置かずに食べましょう。
表面を焼いてさんが焼き風にする
残ったなめろうは、小判形に整えて加熱すれば、「さんが焼き」のようなアレンジもできます。
さんが焼きとは、なめろうを焼いて作る房総半島周辺の郷土料理です。
明太子が入っているため焦げやすく、弱めの火で中心まで十分に加熱しましょう。
🍽️ なめろう丼に合う献立
カンパチと明太子のなめろう丼には、野菜や海藻を使ったさっぱりした副菜がよく合います。
例えば、次のような組み合わせがおすすめです。
- カンパチと明太子のピーマン入りなめろう丼
- ワカメと豆腐のみそ汁
- きゅうりの酢の物
- 冷ややっこ
- 小松菜のおひたし
- 大根の浅漬け
なめろう丼に魚のうま味と明太子の塩気があるため、汁物や副菜は薄めの味付けにすると献立全体のバランスを取りやすくなります。
❓ ピーマン入りなめろう丼に関するQ&A
Q.カンパチ以外の魚でも作れますか?
A.ブリ、タイ、マグロ、カツオなどの刺身用の魚でもアレンジできます。
魚によって脂の量や食感が異なるため、明太子の量を調整しましょう。
Q.明太子ではなくタラコでも作れますか?
A.タラコでも作れます。
唐辛子の辛味がないため、明太子よりもまろやかな味わいになります。辛いものが苦手な場合や、子どもと一緒に食べる場合にも取り入れやすいでしょう。
Q.味噌は入れなくてもよいですか?
A.今回の料理では、明太子が塩気とうま味を補うため、一般的ななめろうのように味噌を加えていません。
味噌を加える場合は、明太子と合わせると塩味が強くなりやすいため、ごく少量から試しましょう。
Q.ピーマンは加熱しなくても食べられますか?
A.ピーマンは生でも食べられます。
今回の料理では生のまま細かく刻み、シャキシャキとした食感や爽やかな風味を生かします。
苦味が気になる場合は、内側の白いワタを丁寧に取り除き、細かく刻むと食べやすくなります。
Q.温かいご飯にのせてもよいですか?
A.温かいご飯にのせて食べられます。
ただし、炊きたての熱いご飯へ長時間のせておくと、生魚が温まります。盛り付けたらすぐに食べるか、ご飯を少し冷ましてからのせましょう。
Q.酢飯にも合いますか?
A.酢飯にもよく合います。
明太子に塩気があるため、酢飯を作る場合は塩を控えめにすると味のバランスを取りやすくなります。
Q.作り置きできますか?
A.生魚を使用するため、作り置きには向いていません。
食べる直前に調理し、その日のうちに食べ切るのがおすすめです。一度食卓へ出して長時間常温に置いたものは、保存せずに扱いましょう。
🐟 意外な3食材で新しいなめろう丼を楽しもう
カンパチと明太子のピーマン入りなめろう丼は、サイコロで決まった3つの食材から生まれた創作和食です。
脂ののったカンパチへ明太子の塩気とうま味を加え、ピーマンのシャキシャキした食感と爽やかなほろ苦さを組み合わせています。
一般的ななめろうのように味噌や多くの薬味を使わず、明太子を味付けとして活用するのが特徴です。
飯尾和樹さんが付けた料理名は「高知県・宮崎県から歩いて2時間半くらいのところにある料理」という、番組らしいユニークなものでした。
名前だけでは内容を想像しにくいものの、実際にはカンパチ・明太子・ピーマンの異なるうま味や食感を生かした、食べ応えのあるなめろう丼です。
いつもの海鮮丼とは違う食べ方を楽しみたいときや、刺身用のカンパチをひと味違う料理へアレンジしたいときに、試してみてはいかがでしょうか。

