『包丁キャンセル界隈』って知ってますか?まな板いらずの時短ごはんを作る人が急増中 | マーケターのつぶやき

『包丁キャンセル界隈』って知ってますか?まな板いらずの時短ごはんを作る人が急増中

「今日は料理する気力はあるけど、包丁とまな板を洗うのがしんどい」——そんな気持ち、身に覚えがある人も多いのではないでしょうか。実はテレビ番組でも、ハサミを使ったり、カット野菜を活用したり、まな板を使わずフライパン一つで料理を済ませたりする人が増えていると紹介されていました。この調理スタイル、「包丁キャンセル界隈」と呼ばれているのだそうです。「風呂キャンセル界隈」は聞いたことがあっても、料理版は初耳という方も多いかもしれません。どんな考え方で、具体的に何をどう省略しているのか、調べてまとめてみました。

✂️ 包丁キャンセル界隈とは

料理の際に包丁やまな板をあえて使わず、キッチンバサミやカット済みの食材を活用して調理を済ませるスタイル、またはそれを好む人たちを指す言葉。

「〇〇キャンセル界隈」の流れの一つだった

「包丁キャンセル界隈」という言葉自体は、2024年に流行語にもなった「風呂キャンセル界隈」(お風呂を面倒に感じて省略する層)や、「ごはんキャンセル界隈」(食事の手間を減らす層)と同じ系統の言い回しのようです。「界隈」という言葉自体も、2024年の大学生流行語で1位に選ばれるほど広く使われるようになっていて、そこに「面倒なことはキャンセルする」というニュアンスが組み合わさって、様々な「〇〇キャンセル界隈」が生まれているみたいです。

なぜ広がっているのか

背景にあるのは、いわゆる「タイパ(タイムパフォーマンス)」志向のようです。ある調査では、現代人の約6割が日常生活でタイパを意識しているというデータもあり、特に料理や掃除、洗濯といった家事全般はタイパを重視したい時間の上位に挙げられているとのこと。包丁とまな板を使うと、そのぶん洗い物も増えるので、「切る」工程を簡略化できれば、調理から片付けまでの時間をまとめて短縮できる、という考え方のようです。

具体的にはどんな調理スタイルなのか

①キッチンバサミで食材をカットする

まな板を使わず、鍋やフライパンの上で直接キッチンバサミを使って肉や野菜をカットするスタイルです。まな板を洗う手間が減るのはもちろん、生肉を切ったまな板を除菌する、といった衛生面の気配りも一つ減らせるのがポイントのようです。最近は切れ味にこだわったキッチンバサミも増えていて、包丁の代わりとして十分に使えるものも多いとのこと。

②カット野菜・冷凍カット野菜を活用する

スーパーやコンビニで手に入るカット済みの野菜や、冷凍のカット野菜を使うことで、そもそも「切る」工程自体を省略してしまうスタイルです。玉ねぎやキャベツ、にんじんなど下ごしらえに時間がかかりがちな野菜ほど、カット野菜の恩恵が大きいようです。

③フライパン一つで完結させる

切る工程を省くだけでなく、鍋やボウルなど調理器具そのものの数も減らして、フライパン一つで炒める・煮る・盛り付けまで済ませてしまうスタイルも紹介されていました。洗い物がフライパン一つで済むので、後片付けの負担がぐっと軽くなるのが魅力のようです。

メリットと気をつけたいポイント

メリットとしては、やはり時短と洗い物の削減が大きいようです。一方で、キッチンバサミは包丁ほど繊細な切り方(薄切りやみじん切りなど)には向かない場合があるので、料理によっては仕上がりの見た目や食感が変わってくる可能性もありそうです。また、カット野菜は便利な反面、包丁で切りたてのものに比べると鮮度や風味の面で好みが分かれることもあるようなので、料理や気分に合わせて使い分けるのが良さそうです。

✂️ 全部やめる必要はなく「時々キャンセル」でも良さそう

調べてみて感じたのは、「包丁キャンセル界隈」は包丁を完全に使わなくなるというより、忙しい日や疲れている日に「今日はキャンセルしよう」と気軽に取り入れられる考え方だということでした。毎回でなくても、平日の忙しい夜だけキッチンバサミやカット野菜に頼ってみる、といった形で無理なく取り入れられそうです。「風呂キャンセル界隈」や「ごはんキャンセル界隈」と同じく、完璧を目指さずに肩の力を抜く工夫の一つとして、気になった方は試してみてはいかがでしょうか。