朝ごはんや料理のトッピングに便利な卵。「値上がりが気になるけれど、食卓には取り入れたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
2026年10月30日放送の『ノンストップ!』では、卵の価格が過去最高値になったという話題に合わせて、料理研究家・食品ロス削減アドバイザーの島本美由紀さんが、卵の使い方を工夫するアイデアを紹介しました。
その一つが、卵を一晩冷凍して半分に切り、小さな目玉焼きを2つ作る方法です。
卵の量は変わりませんが、少しずつ添えたいときに使いやすいのが魅力。作り方と押さえておきたいポイントをご紹介します。
🛒卵が過去最高値に。1パック312円はいつの価格?
2026年10月27日に発表された農林水産省の食品価格動向調査では、10月の卵の全国平均小売価格が、サイズ混合・10個入り1パックで312円となりました。
前月から3円上昇し、2003年8月の調査開始以降で最も高い水準になったと報じられています。
これは調査対象店舗の全国平均であり、すべてのお店で同じ価格という意味ではありません。昨今の物価高もあり、放送時から価格が変動している可能性もあるため、購入する際は店頭の価格を確認してみてください。
毎日のように使う食材だからこそ、値上がりの影響は気になるもの。料理に添える卵のサイズを調整する方法を知っておくと、使い道に合わせた工夫ができます。
🍳卵1個から2つ作れる!冷凍卵のミニ目玉焼きとは?
ミニ目玉焼きは、凍らせた生卵を黄身ごと半分に切って焼くものです。凍った状態なら黄身と白身を一緒に切り分けられるため、黄身のある小さな目玉焼きが2つできます。
普段の目玉焼きを1人1個ずつ用意する代わりに、小さめのトッピングを2つ用意したい場面に向いています。卵1個を2つに分けるので、1つあたりの量は約半個分です。
材料(ミニ目玉焼き2つ分)
- 卵:1個
- 油:適量
- 水:適量(蒸し焼き用)
- 塩・こしょう:お好みで
※番組紹介で確認できた手順をもとにしています。油と水の分量は「適量」とし、塩・こしょうは仕上げの提案です。
用意するもの
- ラップ
- 冷凍用保存袋
- 包丁・まな板
- ふた付きのフライパン
🥚冷凍卵で作るミニ目玉焼きの作り方
① 卵を包んで一晩冷凍する
卵を殻付きのまま1個ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れます。袋の口を閉じ、一晩冷凍して中まで凍らせます。
冷凍すると膨張して殻にひびが入ることがあるため、ラップと保存袋を使いましょう。
② 水にくぐらせ、殻をむく
冷凍庫から取り出した卵を水にさっとくぐらせ、殻を取り除きます。小さな殻が残っていないかも確認してください。
中まで解凍せず、凍った状態で次の工程に進みます。
③ 黄身を分けるように半分に切る
卵をまな板に置き、黄身が両方に入るよう半分に切ります。
**冷凍卵は硬く、滑りやすいので注意が必要です。**安定しない状態で無理に力をかけず、指を刃の進む方向に置かないようにしましょう。
④ 切り口を下にしてから火をつける
火をつける前のフライパンに油をひき、切った卵を断面が下になるように、少し間隔を空けて並べます。その後、中火にかけます。
島本さんが紹介している同様の調理法でも、油はねを抑えるため、冷たいフライパンに卵を並べてから加熱しています。
⑤ 水を加え、ふたをして蒸し焼きにする
パチパチと音がしてきたら水を加え、ふたをして蒸し焼きにします。水を加える際は、油はねに気をつけてください。
番組紹介では、白身の色が変わることが仕上がりの目安として伝えられていました。焼き時間はフライパンや火力によって変わるため、状態を見ながら調整し、黄身と白身の中心まで十分に火を通して仕上げましょう。
お好みで塩・こしょうをふれば完成です。
💡作る前に押さえたい3つのポイント
冷凍する時間を見込んで、前日に準備する
思い立ってすぐに作る普通の目玉焼きとは違い、一晩冷凍する準備が必要です。翌朝に使いたい場合は、前日に仕込んでおくと進めやすくなります。
解凍してから切ろうとしない
この方法のポイントは、黄身と白身を凍った状態で切り分けることです。殻をむいたら長く置かず、調理を進めましょう。
冷凍後は加熱して食べる
冷凍は殺菌ではありません。新鮮な卵を使い、冷凍後は十分に加熱して食べましょう。この記事では、冷凍した卵を生食する方法は紹介していません。
🍞朝食やトッピングに!小ささを生かす使い方
ここからは、家庭での活用アイデアです。
小さなトーストにのせる
食パンを食べやすい大きさに切り、レタスや加熱したベーコンと一緒にのせると、朝食の一皿に。ミニ目玉焼きなら、パンの大きさに合わせやすくなります。
ハンバーグに添える
小さめのハンバーグに卵をのせたいときにも便利です。卵1個を分けて使えるので、2つのハンバーグに少しずつ添えたい場面に合います。
焼きそばやごはんものの仕上げに
焼きそばや炒めごはんに、卵を少し添えたいときにも。食事全体の量に合わせて使えば、彩りを加える工夫になります。
❓冷凍卵のミニ目玉焼きに関するよくある質問
Q. 卵1個で普通サイズの目玉焼きが2つできますか?
A. できるのは、1つあたり約半個分のミニ目玉焼きです。黄身と白身を半分ずつにして焼く方法で、卵の量や栄養が増えるわけではありません。
Q. 生卵をそのまま切っても作れますか?
A. この方法では、先に卵を冷凍します。凍っていることで黄身と白身を一緒に切り分けられます。生のまま殻を割ると白身が広がるため、同じ手順にはなりません。
Q. 油を熱してから卵を入れるのですか?
A. 火をつける前に、油と卵を入れます。断面を下にして並べてから、中火で加熱してください。
Q. 毎日の節約に使えますか?
A. 卵を少量ずつ添えたい場面に向いています。普段2個使っているトッピングを1個で分ければ、卵の使用量を減らせます。ただし、1つあたりの量も少なくなるため、食事全体の満足感を見ながら取り入れましょう。
🌼卵が高い今こそ、使う場面に合わせたひと工夫を
卵1個を冷凍して半分に切るだけで、黄身のあるミニ目玉焼きが2つ作れます。少しずつ料理に添えたいときや、小さなパンにのせたいときに覚えておくと便利な方法です。
押さえるポイントは、一晩冷凍すること、黄身ごと半分に切ること、火をつける前にフライパンへ並べること。包丁の扱いに注意し、最後は中心まで十分に加熱しましょう。
卵の値上がりが気になるときも、使い方の選択肢があると献立を考えやすくなります。「今日は少しずつ添えたい」という日に、ミニ目玉焼きを取り入れてみてはいかがでしょうか。

