ピザの箱は「水」で濡らして捨てる。ゴミ袋のスペースを劇的に節約する処分方法 | マーケターのつぶやき

ピザの箱は「水」で濡らして捨てる。ゴミ袋のスペースを劇的に節約する処分方法

「ピザを頼むのはいいけれど、食べ終わった後の『箱』の処分が面倒……」と感じたことはありませんか?

大きなゴミ袋を用意したのに、箱を1、2枚入れただけでパンパンになってしまい、他のゴミが入らなくなる。無理に押し込もうとして袋を破いてしまった――そんな経験を持つ方も多いはずです。ドミノ・ピザをはじめ、どのブランドのピザを頼んでも共通する悩みですよね。

実は、そんなストレスを解消する「箱を水に濡らしてコンパクトにする」というライフハックがあります。もともとSNS上で効率的な捨て方として注目されていた手法ですが、2025年12月27日放送のテレビ番組『土曜はナニする!?』でも、ドミノ・ピザの箱を使った裏技として紹介され、改めて話題となりました。

なぜ水を使うだけであんなに頑丈な箱が小さくなるのか。ドミノ・ピザの箱を例にした理由や、他社の箱でも応用できるのかといった疑問、そして失敗しないための正しい手順をまとめました。

なぜ「水」で小さくなるのか

ピザの箱は、配送時の保温性と強度を保つために厚みのある頑丈な段ボールで作られています。

段ボールは、表裏の平らな紙(ライナー)の間に、波状に加工された紙(中芯)が挟まった構造をしています。この波状の構造が柱のような役割を果たすため、乾いた状態では非常に強く、手で潰そうとしても強い反発力があり、すぐ元に戻ってしまいます。

しかし、紙の主成分であるセルロース繊維は、水分子が入り込むことで繊維同士の結びつきが一時的に弱まる性質を持っています。

  • 構造の崩壊: 水をかけることで、段ボールの強さを支えていた「波状の芯」が支えを失い、ふにゃふにゃになります。

  • 反発力の消失: 水を含んだ紙は粘土のように自由な形に変えられるようになり、乾いた時のように元の形に跳ね返ってくることもありません。

  • 高い圧縮性: この性質を利用することで、力任せに潰すよりもはるかに効率よく、手のひらサイズにまで圧縮することが可能になるのです。

ドミノ・ピザ以外の箱でも同じようにできる?

「ドミノ・ピザの箱はやりやすい」とよく言われますが、基本的にはどのメーカーのピザ箱でも同じ原理で小さくできます。ただし、箱の種類によって少しコツがいる場合があります。

  • 表面の加工に注意: 表面がツルツルした光沢(グロス)加工のものや、全面に濃いインクで印刷されている箱は、水を弾きやすいことがあります。その場合は、「箱の内側の白い面」から水をかけると、スムーズに水分が浸透します。

  • 厚みによる違い: 保温性を重視した特に厚手の段ボールの場合、ふにゃふにゃになるまで少し時間がかかることがありますが、水に浸せば必ず柔らかくなります。

コンパクトに捨てるための3ステップ

実際に箱を小さくする際の具体的な手順と、スムーズに進めるためのポイントを解説します。

1. 箱の中を完全な「空」にする

まずは、箱の中に残った食べ残しや、ピザの下に敷いてある「敷き紙(油紙)」を丁寧に取り除きます。

  • ポイント: 敷き紙は水に濡らしても柔らかくならず、そのまま一緒に丸めようとすると反発して上手くまとまりません。

  • 注意: 敷き紙には油が多く付着しているため、こちらもあわせて「可燃ごみ」として分別しましょう。

2. 水道水で「繊維」をふやかす

キッチンシンクやお風呂場など、濡れても良い場所で箱に水をかけます。

  • 濡らし方: 箱の表面(印刷面)だけでなく、裏面の茶色い部分にも水をかけるのがコツです。霧吹きを使うよりも、蛇口から直接さっと水を流すほうが素早く浸透します。

  • 目安: びしょ濡れにする必要はありません。全体がしっとりと色づき、手で触れた時に段ボールの「芯」が折れる感触になれば準備完了です。

3. 「空気を抜く」ように圧縮する

箱が十分に柔らかくなったら、一気にコンパクトにしていきます。

  • やり方: 両端から中心に向かって折りたたむか、あるいは雑巾を絞るようなイメージでギュッとひねりながら丸めます。

  • 結果: 乾いた状態では数センチの厚みがあった箱が、最終的には「野球ボール」や「厚手のハンカチ」程度のサイズまで圧縮できます。

  • 仕上げ: 最後にぎゅっと手で押さえて水分を絞り出すようにすると、ゴミ袋の中で膨らんでくるのを防げます。

覚えておきたい注意点

便利な裏技ですが、トラブルを避けるために以下の4つのポイントを確認しておきましょう。

  1. 「資源ごみ」ではなく「可燃ごみ」として出す ドミノ・ピザの箱は「リサイクルボックス」という名称ですが、一度でもピザを入れた箱には、目に見えなくても油分や香辛料が染み込んでいます。これらが混ざると再生紙の品質を下げてしまうため、リサイクル(古紙回収)に出すことはできません。お住まいの地域のルールに従い、必ず「可燃ごみ(燃えるごみ)」として処分してください。

  2. 濡れたままの放置は「臭い・カビ」の元 水分を含んだ段ボールは、放置すると数時間で独特の臭いを発し始めます。特に夏場などは雑菌が繁殖して悪臭の原因になるため、「小さくしたら、すぐにゴミ袋に入れて口を閉じる」のが鉄則です。

  3. 排水口の「詰まり」に注意 箱を濡らす際、ふやけた紙の破片が落ちることがあります。これらがシンクの排水口に流れると詰まりの原因になる可能性があるため、ネットやゴミ受けがある場所で作業し、破片を流さないよう注意してください。

  4. ゴミ袋の重量変化とタイミング 水を吸った段ボールは意外と重くなります。あまりにびしょ濡れの状態で捨てるとゴミ袋が破れる原因にもなるため、「丸めた後にしっかり水分を絞る」ひと手間を忘れず、回収日の直前に作業するのがおすすめです。

よくある質問(FAQ)

Q. お湯を使ったほうが早く柔らかくなりますか?

A. はい、お湯のほうが繊維に浸透しやすいため、より素早く柔らかくなります。冬場や、水を弾きやすいコーティング加工がされた箱の場合は、ぬるま湯を使うと作業がスムーズです。

Q. 濡れた箱を捨てる際、ゴミ袋の中がびしょびしょになりませんか?

A. 丸めた後にギュッと絞ってから袋に入れれば、他のゴミを濡らすほどの水分は残りません。気になる場合は、袋の底に新聞紙などを敷いておくと安心です。

Q. 集合住宅のゴミ捨て場に出しても大丈夫ですか?

A. 問題ありませんが、水滴が垂れないよう「しっかり絞る」「袋の口を二重に縛る」などの配慮をすると、収集場所を汚さずマナーを守って捨てることができます。

もうゴミ袋のスペースで悩まない。ピザ後の新習慣に

「ピザの箱はかさばるもの」というこれまでの常識は、少しの「水」を使うだけで簡単に変えることができます。

最後に、このライフハックを取り入れるメリットを振り返ってみましょう。

  • 家事のストレス激減: ゴミ袋がすぐにパンパンになり、他のゴミが入らなくなるイライラから解放されます。

  • コストの節約: 使うゴミ袋の枚数が減るため、結果的に家計にも環境にも優しい習慣になります。

  • どんな箱でも応用可能: ドミノ・ピザはもちろん、他社の箱でも「内側から濡らす」コツさえ知っていれば、同じようにコンパクトにできます。

SNSで話題になり、テレビ番組『土曜はナニする!?』でも実証されたこの手法。次にピザをデリバリーした際は、ぜひキッチンシンクで「さっと濡らす」新習慣を試してみてください。

驚くほどスッキリとしたゴミ箱を見て、きっと「もっと早く知りたかった」と感じるはずです。