秋になると食べたくなる、ほくほくのさつまいもご飯。ただ、生のさつまいもはかたく、「切るのが大変」「包丁やまな板を洗うのが面倒」と感じることもありますよね。
そんな悩みを丸ごと解決してくれるのが、「丸ごとさつまいもの炊き込みご飯」です。
2026年9月19日放送の『サタデープラス』では、「旬を味わう!正門の全国レシピ交換旅・さつまいも編」の中で、料理研究家・まるみキッチンさんのレシピとして紹介されました。
作り方は、よく洗ったさつまいもを切らずに炊飯器へ入れるだけ。炊き上がって柔らかくなってからしゃもじでほぐすため、包丁もまな板も使いません。
包丁を使う工程そのものを省きながら、旬のさつまいもを楽しめる、手軽で秋らしい炊き込みご飯です。
🔪 包丁もまな板も使わない炊き込みご飯
包丁やまな板をなるべく使わず、調理の手間や洗い物を減らすスタイルは、「包丁キャンセル界隈」と呼ばれることもあります。
食材を手でちぎる、キッチンばさみを使う、カット済み食材を活用するなど、包丁を使わない方法にはさまざまなものがあります。
今回のレシピでは、さつまいもを切る道具へ置き換えるのではなく、丸ごと炊飯してからしゃもじでほぐします。特に手ごわい「かたい生のさつまいもを切る作業」をなくせるため、包丁を使わないメリットが分かりやすい料理です。
🍚 丸ごとさつまいもの炊き込みご飯の材料
作りやすい分量は米2合分です。
- さつまいも:300g
- 白米:2合
- しょうゆ:大さじ1
- 和風だしの素:大さじ1/2
- 有塩バター:30g
- 水:炊飯器の2合の目盛りまで
番組公式レシピでは白米を洗って使用しています。無洗米を使う場合は、使用する無洗米や炊飯器の説明に従って水加減を調整してください。
🍳 丸ごとさつまいもの炊き込みご飯の作り方
- 白米を洗い、炊飯釜へ入れます。
- しょうゆと和風だしの素を加えます。
- 炊飯釜の2合の目盛りまで水を注ぎ、全体を軽く混ぜます。
- さつまいもを皮ごとよく洗い、切らずに丸ごと米の上へのせます。
- 炊飯器にセットし、通常どおり炊飯します。
- 炊き上がったら、柔らかくなったさつまいもをしゃもじで好みの大きさにほぐします。
- 有塩バターを加え、ご飯とさつまいもを全体に混ぜ合わせたら完成です。
炊飯モードについて番組公式では細かな指定がありません。炊き込みご飯に対応している機種では、取扱説明書に従って適切なモードを選んでください。
✨ 丸ごと炊飯する3つのメリット
1.かたい生のさつまいもを切らなくてよい
生のさつまいもはかたく、太さや形によっては包丁が入りにくい食材です。無理に力をかけると包丁が抜けにくくなったり、手元が不安定になったりすることもあります。
丸ごと炊飯すれば、生の状態で切る必要がありません。炊き上がったさつまいもは柔らかく、しゃもじで簡単にほぐせます。
2.包丁とまな板の洗い物を減らせる
調理に使う主な道具は、炊飯釜、計量スプーン、しゃもじです。包丁とまな板を使わないため、調理後の洗い物を減らせます。
「料理そのものより、後片付けが負担」と感じる日にも取り入れやすいレシピです。
3.炊飯中はほかのことに時間を使える
材料を炊飯器へ入れてスイッチを押したあとは、炊飯器に調理を任せられます。
炊いている間に主菜や汁物を作る、洗濯物を片づける、ひと息つくなど、別のことに時間を使えるのも大きなメリットです。
🧈 バターは炊き上がってから加えるのがポイント
有塩バターは、炊飯前ではなく、炊き上がってから加えます。
温かいご飯へ加えることでバターが自然に溶け、さつまいもとご飯の全体へなじみます。しょうゆと和風だしの味にバターのコクと塩気が加わり、さつまいもの甘みを引き立ててくれます。
バター30gでは濃厚に感じる場合は、最初から全量を入れず、少しずつ混ぜながら好みの風味に調整してもよいでしょう。
🌟 おいしく仕上げるためのコツ
さつまいもは皮のくぼみまでよく洗う
さつまいもは皮ごと炊飯するため、表面についた土を流水で丁寧に洗います。くぼみや両端にも土が残りやすいので、清潔な野菜用ブラシやスポンジを使って確認しましょう。
炊飯器に無理なく入る大きさを選ぶ
レシピの目安は300gです。さつまいもが大きすぎてふたが閉まりにくい場合や、蒸気口などをふさぐおそれがある場合は、無理に入れないでください。
包丁を使わずに作りたいときは、炊飯釜に無理なく収まる、小ぶりから中くらいのさつまいもを選ぶと作りやすくなります。
調味料を入れてから水を目盛りまで注ぐ
先に水を2合の目盛りまで入れ、そのあとにしょうゆを加えると、全体の水分量が多くなります。
白米、しょうゆ、和風だしの素を入れてから、最後に水を2合の目盛りまで注ぐのがポイントです。
炊き上がったら全体をほぐす
炊飯後は、さつまいもをほぐしながら、釜の底からご飯を返すように混ぜます。
大きめにほぐせば、さつまいものほくほく感を楽しめます。細かくほぐせば甘みがご飯全体になじむため、好みに合わせて大きさを調整してください。
🍙 通常のさつまいもご飯との違い
一般的なさつまいもご飯は、生のさつまいもを角切りや輪切りにしてから米と炊きます。炊く前に大きさをそろえられるため、盛りつけたときに形の整ったさつまいもが見えるのが特徴です。
一方、丸ごと炊く方法は、形の均一さよりも調理の手軽さを重視したレシピです。炊き上がってからほぐすため、さつまいもの大きさを自由に調整でき、ご飯全体へ甘みをなじませやすい利点もあります。
「見た目をきれいにそろえたい日は角切り」「手間と洗い物を減らしたい日は丸ごと」と、目的に合わせて使い分けるとよいでしょう。
⚠️ 炊飯器で作るときの注意点
炊飯器の機種によっては、炊き込みご飯や白米以外の食材を加える調理に制限があります。調理前に取扱説明書を確認し、記載された容量や使用方法を守ってください。
また、さつまいもを押し込んでふたを閉めたり、炊飯器の最大容量を超えて調理したりしないようにします。蒸気口やふたの内側を食材でふさがないことも大切です。
番組の分量は米2合とさつまいも300gです。自己判断で一度に大幅に増量せず、まずは紹介された分量を目安に作りましょう。
👧 子ども向けに作るときの調整方法
さつまいもの自然な甘みがあるため、子どもにも食べやすい炊き込みご飯です。
味を薄めにしたい場合は、バターを少量ずつ加えて調整します。有塩バターには塩気があるため、しょうゆや和風だしの素を自己流で増やさず、炊き上がってから味を確認してください。
さつまいもを細かめにほぐしてご飯へなじませれば、大きな塊が食べにくい子どもにも取り分けやすくなります。
❄️ 残った炊き込みご飯の保存方法
炊き込みご飯は水分の多い具材が入っているため、炊飯器で長時間保温するより、食べない分を早めに取り分けて保存するのがおすすめです。
粗熱を取ったら1食分ずつ包み、すぐに食べる分は冷蔵庫へ、長く保存したい分は冷凍庫へ入れます。ただし、室温に長時間置いたままにせず、粗熱が取れたら速やかに保存してください。
冷凍する場合は、平らに包むと早く冷め、温め直す際も加熱ムラを抑えやすくなります。食べるときは電子レンジなどで中心まで十分に温めましょう。
❓ 丸ごとさつまいもの炊き込みご飯のよくある疑問
本当に包丁を使わずに作れますか?
はい。よく洗ったさつまいもを切らずに丸ごと炊飯し、柔らかくなってからしゃもじでほぐします。包丁もまな板も必要ありません。
さつまいもの皮はむかなくてもよいですか?
皮ごとよく洗って丸ごと炊飯します。皮の色が残るため、黄色い実とのコントラストも楽しめます。土や汚れが残らないよう、くぼみまで丁寧に洗ってください。
無洗米でも作れますか?
無洗米でも作れますが、必要な水分量が商品や炊飯器によって異なる場合があります。無洗米と炊飯器の説明に従って水加減を調整してください。
バターは無塩でもよいですか?
番組で使われたのは有塩バターです。無塩バターを使う場合は、炊き上がってから味を確認し、必要に応じて塩をごく少量加えて調整します。
さつまいもが大きくて炊飯器に入りません
無理に押し込まず、炊飯釜に収まる小さめのさつまいもへ替えてください。ふたや蒸気口に食材が接触する状態での炊飯は避け、炊飯器の取扱説明書も確認しましょう。
🍠 切らない・洗い物が少ない・ほったらかせる秋の炊き込みご飯
「丸ごとさつまいもの炊き込みご飯」は、かたい生のさつまいもを切らず、炊飯器で柔らかくしてからほぐすアイデアレシピです。
包丁とまな板を使わないので、調理の負担と洗い物を減らせるのが魅力。材料を入れて炊飯を始めれば、その間はほかの料理や家事に時間を使えます。
仕上げに加えるバターが、しょうゆと和風だしの味へコクをプラス。さつまいもの甘みを生かしながら、食事として満足感のある味わいにまとめてくれます。
包丁を使いたくない日や、旬のさつまいもを手軽に味わいたい日に、秋の定番ご飯として取り入れてみてはいかがでしょうか。

