クリームコロッケを食べたいけれど、「たねを冷やして成形するのが大変」「衣を付けて揚げるのは面倒」と感じることはありませんか?
クリームコロッケは、とろりとした中身を俵形にまとめ、崩れないように衣を付けて揚げるため、家庭では少しハードルが高い料理です。揚げている途中で中身が漏れてしまう心配もあります。
そんな手間を省きながら、クリームコロッケらしい味と食感を楽しめるのが「食べれば“クリーム”コロッケ」です。
潰したじゃがいも、香ばしく炒めたひき肉、ホワイトソースを器に盛り、衣の代わりに砕いたコーンフレークをトッピング。すべてを一緒に食べれば、口の中でクリームコロッケの味わいが完成します。
この記事では、成形も衣付けも揚げる工程もいらない「食べれば“クリーム”コロッケ」の材料と作り方、おいしく仕上げるポイントを紹介します。
食べればクリームコロッケとは?
食べればクリームコロッケは、クリームコロッケを構成する具材とソース、衣の食感を別々に用意し、器の中で重ねるアイデア料理です。
一般的なクリームコロッケでは、ホワイトソースを使ったやわらかいたねを十分に冷やして成形し、小麦粉、溶き卵、パン粉を付けて油で揚げます。
一方、今回のレシピは、じゃがいも、炒めた合いびき肉、ホワイトソースを順番に盛り付けます。仕上げにプレーンのコーンフレークを砕いてのせることで、揚げ衣のようなサクサク感を加えるのが特徴です。
それぞれをスプーンですくって一緒に食べると、まろやかなクリーム、肉の旨み、じゃがいものほくほく感、衣のような香ばしさが口の中で重なります。
📺 『和田明日香とゆる宅飲み』で紹介
この料理は、料理家・食育インストラクターの和田明日香さんが、お酒に合う料理を振る舞う番組『和田明日香とゆる宅飲み』で紹介されました。
番組公式サイトでは、初回放送日が2026年5月12日と案内されています。9月21日の放送で目にした場合は、再放送または別枠で紹介されたものと考えられます。
手間のかかるクリームコロッケをそのまま再現するのではなく、食べたときのおいしさを残しながら工程を大胆に省く、和田明日香さんらしい工夫が詰まったレシピです。
📝 食べればクリームコロッケの材料
材料は3〜4人分です。
じゃがいもと肉だね
- 新じゃがいも:4個(400g)
- じゃがいもをゆでるための塩:適量
- 合いびき肉:200g
- 塩:小さじ1/4
- 黒こしょう:少々
- 市販の炒め玉ねぎ:1/2袋(90g)
ホワイトソース
- バター:20g
- 小麦粉:大さじ1
- 牛乳:200ml
- 顆粒コンソメ:小さじ1/2
仕上げ
- 乾燥ハーブミックス:適量
- プレーンのコーンフレーク:適量
- 黒こしょう:適量
- 中濃ソースまたはウスターソース:適量
コーンフレークは、砂糖などで甘く味付けされていないプレーンタイプを使います。
🍳 食べればクリームコロッケの作り方
1.新じゃがいもをゆでる
新じゃがいもは皮をむき、芽があれば丁寧に取り除きます。火が通りやすいようにひと口大に切り、鍋へ入れましょう。
じゃがいもがかぶる程度の水と塩を加え、やわらかくなるまでゆでます。竹串が抵抗なく通るくらいが目安です。
ゆで上がったら湯を切り、好みの粗さに潰します。なめらかに潰すだけでなく、少し形を残して食感を楽しむのもおすすめです。
2.合いびき肉を香ばしく炒める
フライパンに合いびき肉を入れ、すぐに細かくほぐしすぎず、焼き付けるように炒めます。
肉に焼き色が付いたら塩と黒こしょうを振り、市販の炒め玉ねぎを加えて混ぜ合わせます。
ひき肉を香ばしく焼くことで、シンプルな材料でも肉の旨みをしっかり感じられる仕上がりになります。
3.ホワイトソースを作る
別のフライパンにバター、小麦粉、牛乳、顆粒コンソメを入れ、弱火にかけます。
ダマになったり、鍋底が焦げ付いたりしないよう、加熱中は絶えず混ぜ続けましょう。全体にとろみが付き、なめらかな状態になったら火を止めます。
4.器に盛り付ける
器に潰したじゃがいもと炒めたひき肉を盛り、その上からホワイトソースをかけます。
乾燥ハーブミックスと黒こしょうを振り、プレーンのコーンフレークを手で粗く砕きながらのせたら完成です。
好みで中濃ソースまたはウスターソースをかけ、じゃがいも、肉、ホワイトソース、コーンフレークを一緒にすくって食べましょう。
コーンフレークが揚げ衣の代わりになる
この料理で特に重要なのが、仕上げにのせるコーンフレークです。
一般的なクリームコロッケでは、揚げたパン粉の衣が香ばしさとサクサクした食感を生み出します。今回は揚げないため、衣に相当する食感がありません。
そこで、すでにパリッとした食感を持つコーンフレークを活用します。粗く砕いてのせることで、油で揚げなくても、クリームコロッケを食べたときのような軽快な歯触りを加えられます。
細かく砕きすぎるとサクサク感が弱くなるため、大小のかけらが残る程度に手で割るのがよいでしょう。
おいしく仕上げるポイント
合いびき肉は動かしすぎずに焼き付ける
合いびき肉をフライパンに入れた直後から細かく混ぜ続けると、水分が出て蒸し焼きのようになりやすくなります。
まずはフライパンへ広げ、焼き色が付くまで少し待つのがポイントです。香ばしい部分ができてからほぐすと、肉の旨みを感じやすくなります。
市販の炒め玉ねぎで時間を短縮
玉ねぎをあめ色になるまで炒めるには時間がかかります。このレシピでは市販の炒め玉ねぎを使うため、切る作業や長時間炒める工程を省けます。
すでに甘みとコクが引き出されているので、合いびき肉に加えて混ぜるだけで味に深みが生まれます。
ホワイトソースは弱火で混ぜ続ける
ホワイトソースは強火で一気に加熱せず、弱火で絶えず混ぜるのがポイントです。
フライパンの底や縁も意識して混ぜると、焦げ付きやダマを防ぎやすくなります。冷めると少しかたくなるため、加熱中は流れる程度のとろみで火を止めてもよいでしょう。
コーンフレークは食べる直前にのせる
コーンフレークを早くからのせておくと、ホワイトソースの水分を吸ってしんなりします。
サクサクとした衣のような食感を楽しむため、盛り付けの最後、食べる直前にのせましょう。途中で追加しながら食べるのもおすすめです。
一般的なクリームコロッケとの違い
一般的なクリームコロッケは、ホワイトソースをベースにしたたねを冷やしてかため、成形、衣付け、揚げるという工程が必要です。
食べればクリームコロッケでは、これらの工程を次のように置き換えています。
- たねを冷やす工程:不要
- 俵形に成形する工程:不要
- 小麦粉、卵、パン粉による衣付け:不要
- 油で揚げる工程:不要
- 揚げ衣の食感:プレーンのコーンフレークで再現
揚げ物に慣れていない人でも挑戦しやすく、調理後に大量の油を処理する必要もありません。
ただし、油で揚げたクリームコロッケそのものではなく、具材を一緒に食べることで味と食感を楽しむアレンジ料理です。その違いも含めて、気軽な家庭料理として楽しみましょう。
新じゃがいもを使う理由は?
新じゃがいもは、収穫後に長期間貯蔵せず出荷されるじゃがいもです。一般的にみずみずしく、皮が薄い特徴があります。
今回のレシピでは皮をむいてゆで、好みの粗さに潰して使います。完全なペースト状にせず、少し形を残せば、新じゃがいものほくっとした食感も楽しめます。
新じゃがいもが手に入らない時期は、一般的なじゃがいもでもアレンジできます。品種や状態によって水分量が異なるため、ゆでた後のかたさを見ながら潰し方を調整してください。
食べればクリームコロッケに合うお酒
ひき肉とホワイトソースを使ったコクのある料理なので、ビールやハイボールによく合います。
中濃ソースをかければ甘みと濃厚さが増し、ビールが進む味わいに。ウスターソースなら酸味とスパイス感が加わり、後味を引き締めてくれます。
ワインと合わせる場合は、ホワイトソースのまろやかさになじむ白ワインや、軽めの赤ワインも選択肢になります。
よくある質問
Q.新じゃがいも以外でも作れますか?
一般的なじゃがいもでも作れます。品種によってほくほく感や粘りが異なるため、好みの粗さに潰して食感を調整しましょう。
Q.コーンフレークは甘いタイプでもよいですか?
料理の味を変えないよう、砂糖などで甘く味付けされていないプレーンタイプがおすすめです。購入時にパッケージの原材料や味付けを確認してください。
Q.ひき肉は最初に油を引かなくてもよいですか?
番組公式レシピでは、フライパンへ合いびき肉を入れて焼き付けています。合いびき肉から脂が出るため、基本的に追加の油は使いません。焦げ付きやすいフライパンを使う場合は、状態を見ながら調整してください。
Q.ホワイトソースがダマになったらどうしますか?
弱火にして泡立て器などでよく混ぜます。小さなダマであれば、混ぜ続けるうちになじむことがあります。加熱前に小麦粉と牛乳をよく混ぜておくのも、ダマを防ぐ方法です。
Q.作り置きできますか?
じゃがいも、炒めた肉、ホワイトソースはそれぞれ分けて保存し、食べる前に十分に温めて盛り付ける方法があります。
コーンフレークは水分を吸いやすいため、保存時にはのせず、食べる直前に加えてください。作った料理は室温に長時間置かず、早めに冷蔵保存しましょう。
🥄 面倒な工程を省いてクリームコロッケ気分を楽しもう
食べればクリームコロッケは、じゃがいも、炒めた合いびき肉、ホワイトソース、コーンフレークを重ね、口の中でクリームコロッケのような味と食感を完成させるアイデア料理です。
やわらかいたねを冷やして成形する必要がなく、衣付けや揚げる工程もありません。プレーンのコーンフレークを使うことで、手軽にサクサクとした衣のような食感を加えられます。
おいしく仕上げるポイントは、合いびき肉を動かしすぎず香ばしく焼くこと、ホワイトソースを弱火で混ぜ続けること、コーンフレークを食べる直前にのせることです。
クリームコロッケ作りにハードルを感じていた人も、これなら気軽に挑戦できそうですね。揚げ物をせずに満足感のある料理を作りたい日や、家族で取り分けられる一品を用意したい日に試してみてはいかがでしょうか。

