🍲 もち米なしでとろとろ!切り餅で作る簡単サムゲタン | マーケターのつぶやき

🍲 もち米なしでとろとろ!切り餅で作る簡単サムゲタン

体が冷えた日や、温かいスープでほっとしたいときに食べたくなるサムゲタン。鶏肉のうま味が溶け込んだ白いスープと、にんにくやしょうがの香りが魅力ですが、本格的に作るとなると、丸鶏やもち米、薬膳食材を用意する必要があり、家庭では少しハードルが高く感じられます。

そこで試したいのが、丸鶏やもち米を使わず、普段の料理で手に入りやすい鶏もも肉、手羽元、切り餅で作るサムゲタン風の煮込み料理です。

細かく切った餅が煮汁に溶けることで、長時間煮込んだもち米のような、とろりとした口当たりを手軽に再現できます。少量の普通の米も加えるため、スープにはほどよい粒感が残り、満足感のある一杯に仕上がります。

2026年9月3日放送の『滝沢カレン&和田明日香のフィーリンきっちん』では、料理家の和田明日香さんが「切り餅サムゲタン」を紹介しました。ゲストはGENERATIONSの小森隼さんです。

鶏肉を煮込む前にさっと湯通しし、余分な脂やアク、臭みを取り除くのも特徴。鶏もも肉の柔らかな食感と、手羽元の骨から出る濃厚なだしを一緒に楽しめます。

🇰🇷 サムゲタンとは?鶏肉ともち米を煮込む韓国料理

サムゲタン(参鶏湯)は、若鶏のお腹にもち米、にんにく、高麗人参、なつめなどを詰め、鶏が丸ごと柔らかくなるまで煮込む韓国料理です。

「サム」は高麗人参、「ゲ」は鶏、「タン」はスープを意味します。鶏肉から出るうま味と香味食材の風味、もち米によるとろみが重なった、滋味深い味わいが特徴です。

日本では寒い日に食べる温かなスープという印象もありますが、韓国では暑い時期に体力を補うための料理としても親しまれています。鶏肉と米が一緒に入っているため、一杯でも満足感を得やすい料理です。

今回紹介する切り餅サムゲタンは、丸鶏やもち米、高麗人参を使う本来の作り方を、家庭で挑戦しやすい材料に置き換えたもの。鶏もも肉と手羽元でうま味を引き出し、細かく切った餅と少量の普通の米で、サムゲタンらしいとろりとしたスープに仕上げます。

🍗 切り餅サムゲタンの材料

3〜4人分の材料です。

  • 鶏もも肉:1枚(250g)
  • 鶏手羽元:4本
  • にんにく:2片
  • しょうが:2片
  • 切り餅:2個
  • 米:大さじ2
  • 松の実:大さじ2
  • 長ねぎの青い部分:1本分
  • 水:3カップ
  • 塩:小さじ1/2
  • 仕上げの塩:適量(小さじ1/2〜が目安)
  • 黒こしょう:適量(好みで)
  • ラー油:適量(好みで)

このレシピで使う米は、もち米ではなく普段のご飯に使う米です。切り餅と少量の米を組み合わせて、とろみと粒感を加えます。

🔪 切り餅サムゲタンの作り方

1.鶏もも肉を切る

鶏もも肉は、食べ応えが残るように6等分の大きめに切ります。

煮込むと肉が縮むため、一般的な一口大より少し大きめに切るのがポイントです。

2.鶏肉を湯通しする

鍋に湯を沸かし、鶏手羽元と切った鶏もも肉を入れます。

表面が白くなり、アクが出てきたらザルへ上げてください。中まで完全に火を通す必要はなく、表面の余分な脂やアクを落とす程度で構いません。

アクが多く付いている場合は、鶏肉の表面を水やぬるま湯でさっと洗い流します。

3.香味野菜と切り餅を準備する

にんにくは皮をむき、縦半分に切ります。

しょうがは皮付きのまま薄切りにしてください。切り餅は、煮汁へ溶けやすいように細かく切ります。

4.材料を鍋に入れる

鍋に湯通しした鶏もも肉と手羽元、にんにく、しょうが、切り餅を入れます。

米、松の実、長ねぎの青い部分、水3カップ、塩小さじ1/2も加えて火にかけましょう。

5.弱火で30分以上煮込む

煮汁が沸騰したら弱火にし、ふたをして最低30分煮込みます。

途中で鍋底を確認し、切り餅や米がくっつかないよう、ときどきやさしく混ぜてください。

煮詰まりすぎた場合は、水を少量ずつ追加して好みの濃度に調整します。

6.塩で味を調える

鶏肉が柔らかくなり、スープにとろみが付いたら味見をします。

仕上げの塩を少しずつ加え、好みの濃さに調整してください。

7.盛り付ける

器に鶏もも肉、手羽元、スープを盛り付けます。

好みで黒こしょうやラー油をかけたら完成です。

🍚 切り餅でもち米のようなとろみを再現

本来のサムゲタンでは、鶏の中に詰めたもち米からでんぷんが溶け出し、スープに独特のとろみが生まれます。

今回のレシピでは、もち米の代わりに細かく切った切り餅を使用。餅が煮汁に溶けることで、短い煮込み時間でもスープがとろりと仕上がります。

さらに普通の米を大さじ2加えるため、餅によるなめらかなとろみだけでなく、サムゲタンらしい米の粒感も楽しめます。

「もち米なし」は「米を一切使わない」という意味ではありません。特別なもち米を用意せず、切り餅と普段の米で作れるのが、このレシピの手軽なところです。

🔪 切り餅を細かく切る理由

切り餅を大きなまま煮ると、一部だけが柔らかく残ったり、塊のまま鍋底へ付いたりすることがあります。

あらかじめ細かく切っておくと、煮汁の中へ均一に溶けやすくなり、スープ全体へ自然なとろみを付けられます。

餅は硬く、包丁が滑りやすい食材です。乾いたまな板の上へ置き、安定した状態で少しずつ切りましょう。力を入れにくい場合は、無理に極小サイズへ切る必要はありません。

🍗 鶏もも肉と手羽元を両方使う理由

鶏もも肉は身が柔らかく、食べ応えのある具材になります。一方、手羽元は骨付きのため、煮込むことで骨の周りからうま味が出て、スープに深みを加えます。

鶏もも肉だけでも作れますが、手羽元を組み合わせることで、鶏がらスープの素などを加えなくても、鶏肉のだしを感じやすい仕上がりになります。

手羽元の身も煮込むほど柔らかくなり、骨から外しながら食べる楽しさがあります。

♨️ 鶏肉を湯通しするとスープがすっきり

鶏肉をそのまま煮込むと、表面から血やたんぱく質、余分な脂が出て、アクや濁り、臭みの原因になることがあります。

あらかじめ熱湯へさっと入れることで、表面のアクや脂を落としやすくなり、すっきりとした味のスープに仕上がります。

湯通しは下処理なので、この段階で中まで加熱する必要はありません。長時間ゆでると鶏のうま味まで湯へ流れやすくなるため、表面が白くなる程度で引き上げましょう。

🫚 しょうがを皮付きで使う理由

しょうがの皮の近くには香りが多く含まれています。皮付きのまま薄切りにして煮込むことで、爽やかな香りをスープへ移せます。

皮の汚れが気になる場合は、流水の下でよく洗い、スプーンなどで気になる部分だけ薄くこそげ取ってください。

にんにくとしょうがを一緒に煮込むことで、鶏肉特有の風味をやわらげ、体が温まるような香り豊かなスープになります。

🌿 長ねぎの青い部分もだしに活用

長ねぎの青い部分は、煮込み料理で肉の臭みを抑え、香りを加えるために使われます。

食べずに捨ててしまうことも多い部分ですが、サムゲタンのような鶏の煮込み料理では香味野菜として活用できます。

煮込んだあとは柔らかくなった部分を食べても、盛り付ける前に取り除いても構いません。土や汚れが入り込みやすいため、葉の重なった部分までよく洗ってから使いましょう。

🌰 松の実が加えるコクと食感

松の実は、ほのかな甘味と油分を含むナッツです。煮込むとスープにコクが加わり、柔らかくなった実の食感も楽しめます。

サムゲタンに使われることのある食材ですが、家庭に常備していない場合も多いでしょう。松の実がなければ省いても、鶏肉、にんにく、しょうが、切り餅によって味はまとまります。

代わりにナッツを加える場合は、香りや食感が大きく変わることがあります。番組の味に近づけたい場合は松の実を使い、手軽さを優先するなら無理に代用品を入れず、省く方法が自然です。

🥕 ごぼうを加えて香りをプラス

番組では、薬膳らしい風味をさらに加えたい場合の食材として、ごぼうも挙げられていました。

ごぼうを加えると、土のような香りと食感が加わり、より具だくさんのスープになります。斜め薄切りやささがきにし、水へ短時間さらしてから煮込むと食べやすくなります。

ささがきとは、ごぼうを回しながら、鉛筆を削るように薄くそぎ落とす切り方です。火が通りやすくなり、スープにもなじみます。

✅ とろとろの切り餅サムゲタンに仕上げるコツ

  • 鶏もも肉は煮崩れしないよう大きめに切る
  • 鶏もも肉と手羽元をさっと湯通しする
  • 切り餅は煮汁へ溶けやすいよう細かく切る
  • しょうがは皮付きのまま薄切りにする
  • 沸騰後は弱火で最低30分煮込む
  • 餅と米が鍋底へ付かないよう、ときどき確認する
  • 煮詰まったときは水を少量ずつ足す
  • 塩は最初から濃くせず、最後に味を調える

❓ 切り餅サムゲタンのよくある質問

Q. 本格的なサムゲタンと同じ料理ですか?

A. 本格的なサムゲタンを、家庭向けに作りやすくアレンジした料理です。

本来は丸鶏、もち米、高麗人参、なつめなどを使いますが、今回のレシピでは鶏もも肉と手羽元、普通の米、切り餅などを使用します。

Q. 米は洗ってから加えますか?

A. 気になる場合は、さっと洗って水気を切ってから加えるとよいでしょう。

使用量は大さじ2と少量です。洗った場合はザルで水気を切り、ほかの材料と一緒に鍋へ加えてください。

Q. 「水をひたひたに入れる」とは、どのくらいですか?

A. 材料の上部が水面からわずかに出るか、ちょうど浸かる程度です。

番組レシピの分量では水3カップが目安です。鍋の大きさや形によって材料の浸かり方が変わるため、煮込み中に水分が不足したら少量ずつ追加してください。

Q. 松の実がなくても作れますか?

A. 松の実を省いても作れます。

コクや食感は少し変わりますが、鶏肉や香味野菜からうま味が出るため、無理に別のナッツへ置き換える必要はありません。

Q. 鶏もも肉だけでも作れますか?

A. 鶏もも肉だけでも作れますが、スープの味わいは少しあっさりします。

手羽元の骨から出るだしが加わらないため、できれば手羽元も一緒に使うのがおすすめです。

Q. 切り餅が鍋底にくっつくのを防ぐ方法はありますか?

A. 弱火で煮込み、ときどき鍋底からやさしく混ぜてください。

火が強すぎると、溶けた餅や米が鍋底へ付きやすくなります。焦げ付きやすい薄手の鍋を避け、厚手の鍋を使う方法もあります。

Q. 子どもも食べられますか?

A. ラー油や黒こしょうを加えなければ、子どもも食べやすい味にできます。

餅が完全に溶けずに残っている場合は、のどに詰まらせないよう注意してください。小さな子どもへ出す場合は、餅の塊が残っていないか確認し、鶏肉も食べやすくほぐしましょう。

Q. 保存できますか?

A. 冷蔵保存できますが、できるだけ早めに食べ切るのがおすすめです。

粗熱を取って清潔な保存容器へ移し、冷蔵庫で保存します。時間がたつと餅と米が水分を吸い、スープがさらに濃くなるため、温め直すときは水を少量加えて濃度を調整してください。

🍲 切り餅で手軽に、とろとろの鶏スープを楽しもう

切り餅サムゲタンは、丸鶏やもち米を用意しなくても、鶏肉のうま味が溶け込んだ、とろとろのスープを家庭で楽しめるレシピです。

鶏もも肉は柔らかな具材に、骨付きの手羽元はスープのだしに。にんにく、しょうが、長ねぎの青い部分が香りを重ね、シンプルな塩味でも奥行きのある一杯に仕上がります。

切り餅がスープへ溶けることで、短時間でもじっくり煮込んだようなとろみが生まれるのも魅力です。普通の米も少量加えるため、食べ応えがあり、主食を兼ねた温かいメニューとしても楽しめます。

黒こしょうで香りを利かせたり、ラー油で辛味を足したり、ごぼうを加えて具だくさんにしたりと、好みに合わせてアレンジしてみてください。