いつもの炊き込みご飯に、少し違う食材を取り入れたい。そんな日に試したいのが「鶏肉と干しぶどうの炊き込みご飯」です。
鶏肉にれんこん、さつまいもを合わせて炊き、最後に干しぶどうを加えます。しょうゆと昆布を使った和の味付けに、果実の甘みを組み合わせる一品です。
2026年11月4日放送のNHK「きょうの料理」、「笠原将弘の和食はもっとおおらかでいい。」で紹介されました。番組紹介記事をもとに、土鍋での炊き方と調理のポイントをまとめます。
📖 昭和33年の料理をヒントにした炊き込みご飯
もとになったのは、昭和33年の「きょうの料理」テキストに掲載された「鶏と干ぶどうの炊き込みご飯」です。当時はバターやサフランを使った料理でした。
今回はその組み合わせをヒントに、れんこんやさつまいもを加えたアレンジ。昔の掲載レシピと今回の材料・手順は異なるため、以下では笠原さんの今回の料理を紹介します。
🛒 材料(3〜4人分)
・米:2合(360ml)
・鶏もも肉:200g
・れんこん:100g
・さつまいも:100g
・みつばの軸:3本
・干しぶどう:30g
・しょうゆ(鶏肉の下味用):小さじ1
・黒こしょう(粗びき):少々
【炊くときに加えるもの】
・水:340ml
・酒:大さじ2
・うす口しょうゆ:大さじ1と1/3
・しょうゆ:大さじ2/3
・昆布:3g
※米を浸水する水、干しぶどうを戻すぬるま湯は別に用意します。
👩🍳 鶏肉と干しぶどうの炊き込みご飯の作り方
1.米を浸水する
米を洗い、30分以上水につけます。ざるに上げて水気を切ります。
2.具材を準備する
れんこんは皮をむいて1cm角に切ります。さつまいもは洗って皮付きのまま1cm角に切り、さっと洗います。
みつばの軸は小口切りにします。干しぶどうはぬるま湯に約10分つけ、水気を切ります。
3.鶏肉に下味を付ける
鶏肉を1cm角に切り、下味用のしょうゆ小さじ1をもみ込みます。
4.土鍋で炊く
土鍋に米と炊くときに加える材料を入れ、れんこん、さつまいも、鶏肉をのせます。ふたをして強めの中火にかけます。
ふたの穴から蒸気が出たら中火で5分、続いて弱火で15分炊きます。
5.干しぶどうを加えて蒸らす
炊き上がったら干しぶどうを散らし、ふたをして5分蒸らします。蒸らす間は火を止めます。
6.混ぜて仕上げる
昆布を取り出し、底からさっくり混ぜます。器に盛り、みつばの軸と黒こしょうを添えます。
💡 食感と香りを生かすポイント
干しぶどうは炊き上がってから
料理名は炊き込みご飯ですが、干しぶどうは最初から入れません。ぬるま湯で戻しておき、炊き上がったあとに加えて蒸らします。
鶏肉には別に下味を付ける
炊くときの調味料とは別に、鶏肉にしょうゆ小さじ1をもみ込みます。材料を量る際に、下味用と炊くための分を分けておくと間違えにくくなります。
根菜は1cm角にそろえる
れんこんとさつまいもは同じくらいの大きさに切ります。家庭で仕上げる際は、炊き上がりを混ぜすぎず、さつまいもをつぶさないように扱いましょう。
🔥 土鍋で炊くときの補足
使用する土鍋やコンロによって、沸くまでの時間や火の当たり方が変わります。加熱開始からの時間だけではなく、ふたの穴から蒸気が出たことを確かめて、火加減を切り替えてください。
土鍋の対応熱源や使用方法も確認します。蒸気の出る穴や熱いふたには触れず、開ける際は顔や手を離しましょう。これらは家庭で作る際の補足です。
❓ よくある質問
Q.炊飯器でも作れますか?
A.この記事で紹介するのは土鍋の手順です。炊飯器で作る場合は、機種ごとの炊き込みご飯の水加減や具材量の制限に従ってください。土鍋用の水340mlを、そのまま適用できるとは限りません。
Q.米2合は何mlですか?
A.米用の計量カップは1合180mlなので、2合は360mlです。一般的な料理用カップ200mlとは異なります。
Q.干しぶどうは戻さず使えますか?
A.紹介された手順では、ぬるま湯に約10分つけてから水気を切ります。まずはこの下準備で作ってみてください。
Q.みつばは一緒に炊きますか?
A.使うのはみつばの軸で、小口切りにして盛り付け後に散らします。最初から土鍋には入れません。
Q.バターやサフランは必要ですか?
A.今回紹介する材料には含まれていません。もとになった昔のレシピと、今回のアレンジの材料を混同しないようにしましょう。
🌿 和の炊き込みご飯に、果実の甘みという楽しみ方を
鶏肉と干しぶどうの炊き込みご飯は、鶏のうまみと根菜、干しぶどうを組み合わせた一品です。いつもの炊き込みご飯とは少し違う食材の取り合わせを楽しめます。
作るときは、米を浸水して水気を切ること、鶏肉に下味を付けること、干しぶどうを後から加えることがポイントです。仕上げのみつばと黒こしょうまで用意しておきましょう。
土鍋を使って少し丁寧にご飯を炊きたい日や、根菜を取り入れた献立を考える日に。昔の料理をヒントにした一品を、今の食卓でも楽しんでみてください。

