豚こま切れ肉は、炒め物や豚汁などに使いやすい食材。でも、いつも似たようなおかずになってしまい、少し違う食べ方を試したくなることもありますよね。れんこんも一緒に使って、食べごたえのある主菜を作りたい。そんな日におすすめなのが「豚こまれんこんのつくね」です。
豚こま肉に薄切りのれんこんを混ぜ、平たくまとめてフライパンで焼く一品。肉のうまみとれんこんのシャキッとした歯触りを楽しめます。オイスターソースやしょうがで味を付け、ちぎった焼きのりを混ぜ込むので、ひと口ごとに香りも広がります。
2026年9月28日放送、9月29日再放送のNHK「きょうの料理」で、吉田愛さんが「秋のボリュームおかず」の一品として紹介しました。材料・作り方とともに、たねをまとめるコツや、蒸し焼きにする手順をご紹介します。
🍽️ 豚こま肉とれんこんで作る、食感を楽しむつくね
このつくねは、ひき肉ではなく豚こま切れ肉を使います。肉を1cm幅に切って使うため、豚肉を食べている実感が残るのが魅力です。
れんこんは、すりおろさず、ごく薄いいちょう切りにして加えます。肉と一緒にまとめながらも、れんこんの歯触りを楽しめる仕上がりになります。
さらに、焼きのりは添えるだけでなく、たねに混ぜ込むのが特徴。しょうゆやしょうがにオイスターソースのコクを合わせた、和食をベースにした家庭のおかずです。好みでマヨネーズや七味とうがらしを添えると、食べながら味に変化を付けられます。
🛒 材料(2人分・8個分)
主な材料
- れんこん:100g
- 豚こま切れ肉:250g
- 焼きのり(全形):1枚
- サラダ油:大さじ1/2
- マヨネーズ:少々(好みで)
- 七味とうがらし:適宜(好みで)
たねに混ぜる調味料など
- 片栗粉:大さじ1と1/2
- オイスターソース:大さじ1
- 酒:大さじ1/2
- しょうが(すりおろす):小さじ1
- しょうゆ:小さじ1
- ごま油:小さじ1
※サラダ油はフライパンにひくために使います。マヨネーズと七味とうがらしは、焼き上がったつくねに好みで添えます。
🍳 作り方
1.フライパンと食材を準備する
火をつける前に、フライパンにサラダ油大さじ1/2をひいておきます。
れんこんは皮をむき、1~2mm厚さのごく薄いいちょう切りにします。水にさっとさらしたら、水けを切っておきましょう。
焼きのりは手でちぎり、豚こま切れ肉は1cm幅に切ります。
💡 いちょう切りは、れんこんを縦に4つに切ってから、端から薄く切る方法です。今回は厚みを残す乱切りではなく、1~2mmの薄切りにすることがポイントです。
2.豚肉に調味料を混ぜる
ボウルに豚肉を入れ、片栗粉、オイスターソース、酒、すりおろしたしょうが、しょうゆ、ごま油を加えます。
全体によく混ぜ、調味料と片栗粉を肉になじませます。
3.れんこん、焼きのりの順に加える
れんこんを加え、肉と均等に混ざるように、さらに混ぜます。
全体がなじんだら焼きのりを加え、さっと混ぜてください。焼きのりは最後に入れる手順です。
4.8個の平たい円形にまとめる
たねを8等分にし、平たい円形に整えます。準備しておいたフライパンに、重ならないように並べます。
厚みに大きな差が出ないようにすると、焼き具合をそろえやすくなります。フライパンを熱してから成形するのではなく、並べ終わってから火をつけます。
5.焼き色を付けてから蒸し焼きにする
フライパンを強めの中火にかけます。底の面に焼き色が付いたら裏返し、ふたをして弱火にします。
約6分を目安に蒸し焼きにし、中心まで火を通してください。つくねの厚さや火力によって加熱時間は変わるため、焼き色だけで判断せず、中まで加熱できているか確認します。
6.好みの薬味を添える
器に盛り、好みでマヨネーズを添え、七味とうがらしを振れば完成です。
たねに味が付いているので、まずはそのまま食べ、途中からマヨネーズや七味を足す食べ方も楽しめます。
✨ まとめやすく、おいしく焼くためのコツ
れんこんは1~2mmの薄切りにする
れんこんが厚すぎると、肉となじませて平たくまとめにくくなります。指定の薄さを目安に切り、たね全体に散らすように混ぜましょう。
水にさらした後は、余分な水分が残らないように水けを切ります。水分が多いまま加えないことも、成形をしやすくするための基本です。
豚肉を細かくしすぎず、先に調味料となじませる
豚肉は1cm幅に切ります。ひき肉のようになるまで細かく刻まず、豚こま肉らしい食感を生かしましょう。
混ぜる順番は、豚肉と調味料、れんこん、焼きのり。先に肉と調味料をよく混ぜることで、れんこんを加える前に味と片栗粉をなじませられます。
平たく成形し、裏返したら弱火にする
丸く厚くまとめるより、平たい円形に整えるのがこのレシピの手順です。8個の厚さをそろえ、焼き色が付いてから裏返します。
裏返した後は、強めの中火のまま焼き続けず、ふたをして弱火へ。表面の香ばしさを作る工程と、中まで火を通す工程を分けて仕上げます。
❓ よくある質問
Q.豚肉はひき肉にしますか?
A.このレシピでは豚こま切れ肉を1cm幅に切って使います。細かく刻みすぎず、肉の食感を残して仕上げます。
Q.れんこんはすりおろしますか?
A.すりおろしません。1~2mm厚さのごく薄いいちょう切りにし、たねに混ぜ込みます。シャキッとした歯触りを楽しむための切り方です。
Q.焼きのりはどのタイミングで入れますか?
A.豚肉と調味料を混ぜ、れんこんを加えて均等になじませた後です。最後にちぎった焼きのりを加え、さっと混ぜます。
Q.マヨネーズもたねに混ぜますか?
A.いいえ。マヨネーズは、焼き上がったつくねに好みで添えます。七味とうがらしも仕上げに使います。
Q.子ども向けに作る場合、七味を省いてもよいですか?
A.七味は好みで使うものなので、省いて構いません。家族で食べる場合は、辛みが好きな人だけ食べるときに加える方法もあります。
Q.たねがまとまりにくいときは?
A.れんこんの厚さや水け、豚肉と片栗粉の混ざり具合を確認しましょう。肉とれんこんが一体になるように混ぜ、8等分にして平たく整えます。れんこんが一か所に偏らないようにすることも大切です。
🍚 豚こま肉の新しい定番に、れんこん入りのつくねを
豚こまれんこんのつくねは、手頃な豚こま切れ肉を使いながら、れんこんの歯触りや焼きのりの香りも楽しめるおかずです。オイスターソースのコクとしょうがの風味が加わり、ご飯と一緒に食べたくなる味わいに仕上がります。
作るときは、れんこんを薄く切り、肉と調味料を先に混ぜることを意識しましょう。平たく成形して焼き色を付けたら、ふたをして弱火で蒸し焼きに。中心まで火を通しつつ、香ばしい表面も楽しめます。
いつもの炒め物から少し変化を付けたい日や、れんこんを主菜に取り入れたい日におすすめです。そのままの味を楽しんだ後、マヨネーズや七味を少し添えて、好みの食べ方を見つけてみてください。

