リスティング広告の電話番号表示オプションとは
現在、多くの企業がGoogle・Yahoo!などのリスティング広告(検索広告)を活用した集客を行っていますが、リスティング広告の電話番号表示オプションという機能をご存じでしょうか。
リスティング広告の電話番号表示オプションとは、ユーザーをサイトに誘導せずにそのまま電話問い合わせをしてもらうことができる機能である為、電話問い合わせを増やす効果が期待できる機能となります。
しかし、その電話番号表示オプションですが、実際に電話がきた件数とリスティング広告で計測された数値に乖離が発生しているということがないでしょうか。
それは、見ている数値が間違っている可能性があります。
今回は、電話番号表示オプションで電話がクリックされた件数を確認する方法について、ご紹介します。
Google広告で電話番号表示オプションでの電話番号がクリックされた件数を確認する方法
電話番号表示オプションで電話番号がクリックされた件数として間違って集計しやすいのが、電話番号表示オプションが表示された時にクリックされた数値を集計するというものになります。
電話番号表示オプションの掲載結果については、上記のように確認することができるのですが、ここで表示されるクリック数を電話番号表示オプションで電話番号がクリックされた件数として集計するケースもあるのではないでしょうか。
実は、このクリック数は、電話番号表示オプションが表示された時の掲載結果であり、電話番号がクリックされた件数は別の方法で確認する必要があります。
Google広告には、分類という項目があり、より細かい数値を確認する際に利用する機能があります。
この分類の中にクリックタイプというのがあるので、このクリックタイプを選択することで電話番号がクリックされた件数を確認することが可能となります。
分類でクリックタイプを選択すると下記のように広告ごとの細かな数値を確認することができます。
電話番号表示オプションでの電話番号がクリックされた件数は、「モバイル Click-to-Call」で計測されています。
今まで電話番号表示オプション全体のクリック数を集計した場合は、「モバイル Click-to-Call」の掲載結果を集計することで電話問い合わせの件数との乖離が発生しにくくなるのではないでしょうか。
Yahoo!広告で電話番号オプションでの電話番号がクリックされた件数を確認する方法
Yahoo!広告でもGoogle広告のように電話番号表示オプション全体の数値と電話番号がクリックされた数値を分けてみる機能が備わっています。
Yahoo!広告で電話番号表示オプションの掲載結果を見る場合は、下記のように広告表示オプションで電話番号オプションを選択した上で統計情報で確認する必要があります。
通常だと、下記のように電話番号オプション全体の数値を確認することができます。
電話番号がクリックされた数値は、表示切替のクリック種別を選択することで確認することができます。
表示切替でクリック種別を選択すると下記のように広告ごとの細かな数値を確認することができます。
電話番号表示オプションでの電話番号がクリックされた件数は、「電話番号」で計測されています。
今まで電話番号オプション全体のクリック数を集計した場合は、「電話番号」の掲載結果を集計することで電話問い合わせの件数との乖離が発生しにくくなるのではないでしょうか。
今回は、リスティング広告で電話番号表示オプションで電話番号がクリックされた件数を管理画面で確認方法について、ご紹介しました。
電話番号表示オプション全体のクリック数を電話番号のクリック数として集計していた場合は、実際の電話問い合わせの件数と乖離が発生することでクライアントへの説明において辻褄が合わなくなる為、集計方法の修正をすることをお勧めします。