今回、「吉野家」の常務が早稲田大学の講座で不適切な発言をしたことについては、吉野家を利用しているユーザーとしては、残念としか言いようがないと思います。
マーケティングの最高責任者ということでマーケターとして今回は登壇したみたいですが、同じマーケターとして、こういった考えの人がいるのかという驚きました。
「生娘のうちに牛丼中毒にする」という発言は、そうそうでてくるものではないので、普段からそういった考えを持っているのだろうと推測できます。
彼は、「若い女性をより集客するにはどうしたら良いかと質問した際、わかりやすい表現で問いかけたく、過激な言葉となりました」という弁明をしているらしいですが、これ若い女性に興味を持ってもらう方法ではなく、リピート化する為の考え方の話をしているから質問の意図からは離れているなと思いますし、品性がないとしか言えない表現ではありますね。
そもそも「デジタル時代のマーケティング総合講座」と銘打った講座でデジタルに絡む話をしないのもどうかと思います。
それにしても今回の吉野家が常務解任をした対応の早さは、さすがとしかいいようがないですね。
近年、日大含め様々な不祥事が起こっていますが、初期対応で失敗しているケースが多い気がしています。
その点、今回の吉野家はニュースが流れた日に常務の解任を発表するという迅速な対応を行ったことにはさすがという言葉しかでてこないですね。
今回の不祥事は、会社の経営を担う常務の発言であることから会社の根幹に根付いている可能性もあるので、今後の改善に期待したいところです。