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リスティング広告でユーザーのモチベーションに合わせた予算配分の考え方

今回も前回に続き本職関係の記事を書かせてもらいます。

きまぐれで、こういうのも混ぜていきたいと思います。

今回は、前回に書いた予算配分の重要性を補足するような形で書いております。
ですので、被っている部分もあるかと思いますが、ご了承ください。

リスティング広告の運用においての重要項目の一つとして、広告予算の管理です。

リスティング広告を運用する上で、広告予算を決めずに運用することは稀なケースであると思います。
そもそも広告予算を設定しないと無駄に広告費を使ってしまう可能性がある為、ある程度は広告予算を決めておいた方がいいでしょう。
ただ、スポット的にコンバージョン数が大幅に増えている時などは、一時的に広告費を増額させてコンバージョン数の最大化を実施するべきでしょう。
通常、限られた広告費の中でリスティング広告の効果を最大化するのに必要なことは、コンバージョンがでやすいキーワードに予算を多めに振り分ける必要があるでしょう。
ただ、そのキーワードのみに予算を振り分けるとそれ以上のリーチを増やすことができず、すぐに頭打ちになってしまいます。
その為、コンバージョンがでやすいキーワードに注力しながら、その他のキーワードでもコンバージョンを獲得していく必要があります。
そこで、重要なのが予算配分となります。
リスティング広告では、Yahoo広告でもGoogle広告でもキャンペーンという管理単位で1日の予算を制限することができます。
では、予算配分の基本的な考え方とはどのようなものでしょうか。
私が考える予算配分方法とは、ユーザーのモチベーションに合わせて配分するという方法です。
ユーザーのモチベーションとは、どのように考えるのでしょうか。
ファッションサイトで例をあげるとわかりやすいと思うのですが、ファッションサイトだと、そのサイトが扱っているブランド名やそのサイトの名前を検索してアクセスしたユーザーがモチベーションの高いユーザーといえるでしょう。
しかし、サイト名やブランド名を検索して、アクセスしたユーザー以外はモチベーションが高くはないのでしょうか?
そんなことは、ありません。
例えば、「ジャケット 通販」で検索した人は、ジャケットを通販で購入しようとしている可能性が高いユーザーであると言えます。
だから、購入のモチベーションが高いユーザーであると言えますが、どのサイト・どのブランドで購入するかは決めていない可能性が高い思われる為、他のサイトと比較する可能性が高いでしょう。
その為、「ジャケット 通販」で検索したユーザーは、モチベーションは高いがサイト名・ブランド名でアクセスしたユーザーよりもモチベーションが低いと言えます。
このようにユーザーは、検索したキーワードによって、モチベーションが変化していきます。
このように別々のモチベーションのユーザーに対して、予算配分を考えずに広告配信を行ったらどのようになるのでしょうか。
私の今までの運用の傾向として、ユーザーのモチベーションが高いキーワードほど、検索ボリュームが少ない傾向にあります。
その為、モチベーションごとの予算配分を行わない場合、モチベーションが高いキーワードよりもモチベーションが低いキーワードでのアクセスが増え、広告の費用対効果としては悪くなります。
そのようなことにならない為に、アカウントを構成する際にキーワードごとのユーザーモチベーションを考え、予算配分を行う必要があります。
リスティング広告において、ユーザーモチベーションごとに予算配分を行うことは非常に重要である為、予算配分はしっかりと考えて設定しましょう。