Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)にて動的ディスプレイ広告で商品閲覧履歴のないユーザーにも広告を配信する機能が追加
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)の動的ディスプレイ広告は、下記のように一つの広告枠の中に複数の商品が表示される仕様の広告となっております。
※人によっては、動的ディスプレイ広告のことをダイナミック広告と呼ぶことがあります。
そして、どの商品が広告に入っているかによってパフォーマンスが大きく異なります。
一般的には、過去に閲覧した商品が広告のクリエイティブに入っていた方がクリック率も高く、コンバージョン率も高い傾向がみられます。
その為、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)では、これまで商品閲覧履歴のあるユーザーに対してのみ広告配信ができるという仕様になっていました。
その仕様が今回の変更で商品閲覧履歴のあるユーザーと商品閲覧履歴のないユーザーの両方に広告配信を行うことができるようになったということです。
今回は、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)にて動的ディスプレイ広告で商品閲覧履歴のないユーザーにも広告を配信する機能が追加されたことについて、ご紹介します。
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)にて動的ディスプレイ広告で商品閲覧履歴のないユーザーにも広告を配信する機能が追加されたでどのような変化が起こるのか
今回、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)にて動的ディスプレイ広告で商品閲覧履歴のないユーザーにも広告を配信する機能が追加されていますが、一般的な効果を鑑みて考えるとこの機能追加は単純にYahoo!ディスプレイ広告(運用型)にて動的ディスプレイ広告のパフォーマンスが低下することが考えられます。
その為、この機能を実装するにあたっては、商品閲覧履歴がないユーザーへ広告を配信しても良いパフォーマンスがでるようにする必要があります。
そうでなければ、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)で動的ディスプレイ広告の配信を行いたいという広告主は減っていくばかりになるでしょう。
そういったこともあるので、Yahoo!は、商品閲覧履歴がないユーザーへ広告を配信しても良いパフォーマンスがでるようにする為に2023年11月15日からβ版にて広告主を限定して提供することでテスト検証をしていたみたいです。
そのテスト検証でシステムを改善することである程度は良い結果がでるようになった為、今回のYahoo!ディスプレイ広告(運用型)にて動的ディスプレイ広告で商品閲覧履歴のないユーザーにも広告を配信する機能が追加することになったかと考えられます。
β版でのテスト検証してシステムが改善されていると考えれば、パフォーマンスの大幅な低下は発生しにくいと考えられますが、パフォーマンスの低下を心配している広告主の為にオーディエンスリストを調整することで商品閲覧履歴のあるユーザーに絞った広告配信もできるようです。
2024年7月17日からYahoo!ディスプレイ広告(運用型)の動的ディスプレイ広告では、商品閲覧履歴のあるユーザーと商品閲覧履歴のないユーザーの両方に広告配信を行うことができるようになっており、動的ディスプレイ広告で配信できるユーザーの幅も拡大しています。
今回の配信対象拡大に伴って、広告配信の精度を改善している為、今までECに限定して動的ディスプレイ広告の配信ができておりましたが、Googleの動的ディスプレイ広告など他の媒体の動的ディスプレイ広告と同様にEC以外の業種でもYahoo!ディスプレイ広告(運用型)の動的ディスプレイ広告を配信することができるようになったようです。
ECサイトのように多くの商品やサービスがあるサイトでは、ディスプレイ広告の主流は動的ディスプレイ広告になっています。
その為、今回の仕様変更は、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)で運用の幅を広げることができる可能性があるかと思います。
上手く活用して、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)のパフォーマンス向上をしていきましょう。