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りそな銀行の未利用口座管理手数料導入に注意

りそな銀行は、未利用口座に対する管理手数料制度を導入しています。この仕組みは、多くの銀行で同様の方針が採用される中、特に注意が必要な制度の一つです。以下で、この手数料の詳細と注意点について解説します。

1. 未利用口座管理手数料の内容

りそな銀行では、以下の条件に該当する普通預金口座に年間1,320円(税込)の管理手数料が課されます。

  • 最終取引から2年以上取引がない場合
  • 口座残高が1万円未満の場合
  • その他、特定の条件に該当しない場合

この手数料は、残高が手数料未満の場合に口座が解約される場合もあるため、放置口座を抱える顧客にとって大きな影響を与える可能性があります。

2. 手数料の対象外となる条件

以下の場合は、未利用口座管理手数料の対象外となります。

  • 口座残高が1万円以上である
  • りそな銀行内で定期預金や投資信託など他の金融商品を利用している
  • ローンや借入返済用口座である
  • 18歳未満の口座保有者

定期的な口座利用や、資産の一元管理が手数料を回避する有効な方法です。

3. いつから適用されるのか

未利用口座管理手数料は、2004年4月1日以降に開設された普通預金口座が対象となります。ただし、それ以前に開設された口座でも、取引停止後に再開された場合など特定の条件を満たすと対象になることがあります。

また、未利用口座と判定される前には、事前に文書で案内が送付される仕組みとなっています。このため、通知が届いた場合は速やかに対応することが重要です。

4. 注意喚起と対策

この手数料制度は、不正口座利用の防止や管理コスト削減を目的としていますが、特に以下の点で注意が必要です。

  1. 長期間利用していない口座の存在確認 多くの方が気づかないうちに長期間未使用の口座を保持している可能性があります。口座の状態を定期的に確認しましょう。
  2. 資産の整理と口座解約の検討 使っていない口座がある場合、残高が少額であれば解約を検討してください。解約手続きは窓口や郵送で対応可能です。
  3. 定期的な入金や取引の実施 小額でも定期的に入金や引き出しを行うことで、未利用口座と見なされるのを防ぐことができます。

5. 他行の同様の制度にも注意

りそな銀行以外にも、三井住友銀行や三菱UFJ銀行、地方銀行の一部が未利用口座管理手数料を導入しています。銀行ごとに手数料や免除条件が異なるため、利用する全ての銀行のルールを確認することが重要です。

まとめ

りそな銀行の未利用口座管理手数料は、放置口座を抱える方にとって重要な制度変更です。定期的な口座の確認と適切な管理を行うことで、不要な費用負担を避けることができます。この機会に、すべての銀行口座を見直し、不要なものを整理してみてはいかがでしょうか。