リスティング広告の運用では、PDCAサイクルを繰り返して、日々の最適化を行っていきます。
その最適化を行う上で、重要な項目としてマッチタイプがあります。
マッチタイプは、「部分一致」・「フレーズ一致」・「完全一致」が存在します。
※マッチタイプの詳細は、こちらを参照ください。
広告運用をしているアカウントで全てのキーワードを完全一致にすることが、最善の最適化になっていると思っている人がいることです。
確かにキーワードを完全一致にすると広告掲載できるキーワードの幅が広がらない為、最適化の一端を担っているかと思います。
ただ、キーワードには全て「検索されやすいキーワード」と「検索されにくいキーワード」が存在します。
例えば、リサイクルの買取業者のキーワードで考えていきましょう。
検索されやすいキーワード
・リサイクル品 買取
・家電 買取
検索されにくいキーワード
・オフィス 備品 買取
・備品 買取 見積もり
想定されるキーワードとしては、ざっとこんなものでしょうか。
ここで、検索されやすいキーワードを完全一致にすることは最適化の一端として、問題がないかと思います。
ただ、検索されにくいキーワードに対して、完全一致にすると
このキーワード以外の検索クエリでは広告表示ができない為、
広告を表示する機会そのものがなく、いつまでも広告の掲載がされない状況となってしまう可能性が高くなります。
その為、検索がされにくいキーワードに関しては、
「フレーズ一致」・「部分一致」などを活用して、
広告掲載の機会を増やす必要があります。
もし、広告掲載されるキーワードの幅が広くなり過ぎる懸念があれば、除外キーワードを設定することで掲載されたくないキーワードでの掲載をストップすることもできます。
キーワードを完全一致にすることも最適化の要素の一部ではありますが、完全一致にすることだけが最適化ではないことは覚えておいて下さい。
マッチタイプは上手く使いこなすことで
広告パフォーマンスを向上させることができるので、
それぞれのキーワードにあったマッチタイプを設定していきましょう。