P-Maxでブランドキーワードの除外が設定が可能なのか
現在、Google広告を運用している方の中では、P-Maxを活用した広告運用を行っている方も多いと思います。
P-Maxは、Googleが進めているAIを使った広告配信でPerformance Max(パフォーマンス最大化)の略となります。
配信面としてはYouTube、ディスプレイ、検索、Discover、Gmail、マップなど Google のあらゆるチャネルでコンバージョンに至りそうなユーザーへ広告配信を行うGoogle広告の機能となります。
P-Maxでは、原則ターゲット設定はGoogle広告が行う為、広告の運用者がターゲットの調整を行うことはできません。
しかし、P-Maxは広告の運用者でターゲットの設定ができないということと、コンバージョンに至りそうなユーザーへ広告を配信するという特性の為、自社のサービスと競合している企業のブランドキーワードで広告が配信されることがあります。
そのような状態になると競合他社から自分たちのブランドキーワードでの広告配信を停止してほしいという要望がくることがあります。
P-Maxキャンペーンでは、除外キーワードリストを紐付けることができないですが、通常の検索キャンペーンと異なる方法で除外設定を行うことができます。
今回は、P-Maxキャンペーンでブランドキーワードの除外設定を行う方法について、ご紹介します。
P-Maxキャンペーンでブランドキーワードの除外設定を行う方法
通常、検索広告では除外キーワードの設定を行うことでブランドキーワードでの除外設定を行います。
しかし、P-Maxでは除外キーワードの設定ができないようになっています。
その代わりにP-Maxには、ブランドの除外という設定が用意されていますので、競合他社からブランドキーワードの除外設定依頼がきた際はブランドの除外を活用するといいでしょう。
ブランドの除外は、下記のフローで設定を行うことが可能です。
①「ツールと設定」にあるブランドのリストをクリック
②「+」ボタンをクリック
※既存のリストがある場合は、既存のリスト内に追加してもいいですが、今回は新規でリストを作成する方法をご案内します。
③リスト名とこのリストに登録するブランド名を入力
④ブランド名を入力すると候補一覧が表示される為、候補の中に対象のブランドがあれば対象のブランドを選択し、対象のブランドがなければ「ブランドをリクエストする」をクリック
⑤「ブランドをリクエストする」をクリックしたら、「ブランド名」「カテゴリ」「URL」を入力して送信しましょう。
これでブランドの審査が実施される為、ブランドの審査で承認されましたら、対象のブランドがブランドリストとして活用することができます。
➅ブランドリストの作成が完了したら、対象のリストにチェックを入れて、「除外として適用」をクリック
⑦ブランドリストを紐付けるキャンペーンを選択して適用をクリック
これで、ブランドリストの除外設定が完了となります。
但し、ブランドの審査で対象のブランドが承認されないと除外がされないので、そこはご注意下さい。
また、この設定でもキーワードを指定することはできず、あくまでもGoogleの方で認識している対象ブランドの検索に対して除外するというものとなりますので、その点も注意する必要があるかと思います。
今回は競合他社のブランドキーワードの除外設定の方法をご案内しましたが、競合他社のブランドキーワードは、優良なユーザーを自社サイトに誘導できる手段である為、集客を行う手段としては有効な手段となります。
ただ、競合他社とのトラブルになりやすい為、競合他社から除外設定の要望がきた場合は、除外設定をした方が良いかと個人的には思います。